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1日、首都圏で「住み続けたい街」が発表され、3位は「赤坂」、2位は「千駄ヶ谷」、そして、1位は湘南、神奈川県の「鵠沼」でした。実際に住んでいる住民の「実感」に基づいたランキングなんだそうですが、1位の鵠沼を除くと、2位から10位まではすべて「東京23区」の駅となっています。

家賃の相場をみてみますと、カップルやファミリー向けで鵠沼は「12万円」ですが、それ以外の東京23区の家賃をみてみますと、すべて「20万円以上」とやはりお高めになっています。こうした中、さらに気になるニュースもあるといいます。日本テレビ報道局・小栗泉特別解説委員が解説します。

■日本の長期金利、30年ぶり一時3%に

1日、日本の長期金利が30年ぶりに、一時3%という大台まで上昇しました。

これは、国内の債券市場で長期金利の指標となる10年物の国債の利回りが上昇したものですが、長期金利は住宅を買う際の「固定金利型ローン」に影響を及ぼすため、全期間固定の「フラット35」も、9月の適用利率が最も低い金利でも「3.46%」という高い水準になっています。

また、新築マンションの価格も都内は急上昇を続けていまして、不動産経済研究所が発表した最新(7月)の平均価格は、東京23区で「2億6520万円」で過去最高となっています。

東京の23区以外の地域でも平均で1億円を超えていて、周りの3県や、関西と比べても数千万円の開きがありますから、これから東京で家を買いたい、借りたいという人にとっては非常に厳しい状況になっています。

■“高すぎて東京都心には住めない”声も

--物件価格だけではなく、変動型の金利も上がっているということでダブルパンチですね。

そうなんですよね。「SUUMO」によると都心の家賃や価格が高すぎて「東京都心には住めない」、郊外で購入したという声はあるといいます。

実際に、東京駅から電車で40分ほどの千葉県の海浜幕張に住み替えるファミリーからは「東京都心は子育て支援が手厚いものの、マンション価格が高く、メリットが吹き飛んでしまう」、海浜幕張の方が「住み心地、子育てのコスパが良いと判断しました」という声があったそうです。

不動産経済研究所の松田調査部長も「東京は高くて買えない」という声はよく聞くし、マンション価格に合わせて「所得が伸びていればいいが、そうではない」、これまで多かった35年ローンから「50年ローン」を組むような若い働く世代も増えているということです。

■都心の新築マンション“高騰スパイラル”

--東京都心は、なぜこんなに価格が急上昇しているんですか。

松田さんによると、特にここ3~4年は円安の影響で資材の価格が上昇していて、人件費も高騰しているので、「建設コスト」が上がっている。

人が少ない場所では採算が取れないので、都心で人気のエリア、高値でも売れる場所でのマンション供給が増えますが、こうした場所は土地代も高く、さらに価格が上昇するというスパイラルで異常な高騰を見せていると分析しています。

■今後は…現状判断で「下がる要素がない」

--今後も高騰は続くんですか。

そのようですね。松田さんは、中古マンションには価格が落ち着くような動向もみられているが、新築はコストが高いため、建築資材費などが下がらないという現状から判断すると「下がる要素がない」。2030年ごろには東京23区の新築平均価格は、月によっては「3億円」を超えるケースも予想されるということです。

(9月1日放送『news zero』より)