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ネパールと中国国境地帯で起きた土石流。亡くなった方は1000人を超えました。甚大な被害をもたらした土石流はおよそ100キロ下流まで押し寄せたとみられています。

■大阪府・吉村知事「被害にあわれた可能性高いと判断」

中国国内では、根拠のない情報の拡散による摘発が相次いでいます。

中国当局に摘発された人の投稿「中国ではすでに3000人以上が死亡した」

中国当局に摘発された人の投稿「土石流で(中国で)1000人以上がのみ込まれた」

これらは、SNSなどに投稿された大規模な土石流に関するデマとされている情報です。関連の情報が広まらないように監視を強めている中国当局は、こうした情報を拡散したとして10人を摘発。摘発の理由については、「一般市民を誤った方向に導き秩序を乱した」としています。

ネパールと中国の国境地帯で発生した大規模な土石流。ネパールでは1010人、中国では16人の死亡が確認されています。

ネパールの首都カトマンズにある遺体安置所。弟が行方不明だという人は…

弟が行方不明の女性「これです。顔が似ています。唇が似ています」

遺体の多くは損傷が激しく、身元の特定は難航しています。

遺体の保管場所も足りていない状況で、DNAを採取した上での埋葬に着手せざるを得ないといいます。

そして、4400人以上の行方がいまも分かっていません。ネパールの観光当局によりますと、その中にはヤマモト・トシタカさんなど家族とみられる5人の日本人も含まれています。うち1人は、大阪府立の学校に在籍する教諭と同姓同名。その教諭は“休暇を取ってネパールに行く”と届け出を出しているといいます。

大阪府・吉村知事「ご家族で行かれていると聞いています。その家族とも連絡が取れない状況です。被害にあわれた可能性が高いと判断しています」

■“氷河の崩落”衛星画像に爪痕が…

多くの人を一瞬にしてのみ込んだ土石流。原因とみられているのは“氷河の崩落”です。

現場周辺の地図。アメリカ地質調査所によりますと、崩落したとみられるのはバツ印のあたりです。土石流はおよそ100キロ下流まで押し寄せたとみられています。

実際に100キロほど離れた地点の衛星画像では、土石流が通過したとみられる爪痕が確認できました。

この100キロという距離は、富士山から東京都心までの直線距離に匹敵します。また、現地メディアによりますと、現場からおよそ200キロ下流に位置するインドでは、流されてきたとみられる複数の遺体が発見されています。

発生から2日で1週間。被害の全容はいまだ見えていません。