【堺屋 大地】永野芽郁「元No1キャバ嬢」役で完全復活か…田中圭との不倫騒動が「むしろ功を奏した」といえる意外な理由
永野芽郁が本格的に活動再開
昨年4月、田中圭さんとの不倫疑惑スキャンダルが「週刊文春」にすっぱ抜かれた永野芽郁さん。
永野さんや所属事務所は不倫関係を否定したものの、重要な役どころでキャスティングされていた大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)の出演は辞退しており、今後の俳優業に暗雲が立ち込めていました。
ただ、ここ最近は活動が活発化。
以前から年内配信予定のNetflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』で主演することが発表されていましたが、DMM TVで今冬から独占配信される『ヒマチの嬢王』では、主演&プロデュースという大役を担っていることが発表されたのです。
とはいえ、配信ドラマはサブスク会員限定のため視聴できる人の割合は多くないですし、スキャンダル以前の主戦場だった地上波ドラマへの復帰はまだ果たせていないため、完全復活できるかどうかは未知数でしょう。
男性3人と不倫しても需要がある斉藤由貴
一見すると、昨年のスキャンダルが俳優としてのブランドに致命的なダメージを与えたかに思えますが、彼女の俳優人生全体を俯瞰して考えると、あのタイミングで清純派というイメージから脱却したことは、むしろ良かったのかもしれません。
永野さんと同じように清純派イメージが瓦解したものの、その後に完全復活を果たした女性俳優は意外といるのです。
例えば斉藤由貴さん。近年の彼女はさまざまなドラマにバイプレイヤーとして引っ張りだこですし、バラエティ番組や情報番組にもたびたびゲスト出演していますが、過去に3人もの男性と不倫報道が出ていました。
独身時代の1991年には妻子持ちの尾崎豊さんと、2年後の1993年にも既婚者だった川粼麻世さんと、それぞれ不倫スキャンダルが報じられたのです。1994年に結婚して3人の子を授かりますが、2017年に妻子ある50代医師とのダブル不倫が発覚。現在は長年連れ添った夫と離婚し、独身に戻っています。
2017年の不倫騒動以後もドラマ出演オファーは続いているのですが、近年の斉藤さんが演じる役の特徴は、ダメな母親役、離婚経験がある役、男性関係にだらしない役など、スキャンダルが想起されるような登場人物を演じることが多いのです。
センシティブな性格の人であればそんな役のオファーが来てもお断りしそうなものですが、彼女は自身の過去を逆手に取って、個性派俳優としてのブランディングに活かしているのではないでしょうか。
「プッツン女優」から復活した広末涼子
近年は再び地上波ドラマから遠ざかってしまっていますが、広末涼子さんと沢尻エリカさんも、スキャンダルから大復活していた人物です。
広末さんは2023年、有名シェフ・鳥羽周作さんとのダブル不倫が発覚し、キャンドルアーティストであったキャンドル・ジュンさんと離婚。さらに昨年4月、広末さんが運転する車が高速道路で事故を起こし、治療のため搬送された病院で看護師に暴行を加えて逮捕されるという、ショッキングなニュースが報じられました。トラブルが相次ぎ、近年は地上波ドラマへの出演はありません。
そんな広末さんですが、15歳でデビューするやいなや、透明感のあるビジュアルとピュア少女的な言動で一躍時の人となり、一気に大ブレイク。けれど21歳だった2001年頃から、週刊誌などで数々の奇行がスキャンダラスに報じられ、「プッツン女優」というイメージに。2003年に1人目の夫となるモデル男性と授かり婚するも、清純派ブランドは完全崩壊していました。
俳優・広末涼子の潮目が変わったのは2008年公開の映画『おくりびと』の大ヒット。納棺師の成長を描いた感動作で、広末さんは主人公の妻を演じていましたが、本作はアメリカで「アカデミー賞」外国語映画賞を獲得。
この受賞を契機に広末さんのブランドイメージが急回復し、2010年代には数多くの地上波ドラマに出演するようになり、主人公やヒロイン役にも返り咲いたのです。
「別に…」騒動を怪演で払拭の沢尻エリカ
沢尻エリカさんは2019年、合成麻薬「MDMA」を所持していたとして逮捕され、麻薬取締法違反で起訴されて以来、地上波ドラマへの出演はありません。
そんな沢尻さんも、2005年公開の映画『パッチギ!』で脚光を浴びてブレイクし、同年のドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)や2006年のドラマ『タイヨウのうた』(TBS系)のヒロイン役によって、清純派のイメージが固まっていました。
事件が起きたのは2007年公開の主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶。司会者からの質問に「別に…」と答えた態度の悪さがワイドショーなどに取り上げられ、世間からバッシングが飛び交い、イメージが失墜してしまったのです。
彼女の復活の転機となったのは、2012年公開の映画『ヘルタースケルター』。全身整形の美女を怪演したことにより、業界内ではやはり彼女の役者としての実力は本物なのだという評価が浸透し、地上波ドラマ復帰の足掛かりとなりました。
2014年には主演ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で、2006年の『タイヨウのうた』以来の地上波・連続ドラマに復帰。その後も2015年のドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)でのヒロイン役、2017年のドラマ『母になる』の主演など、地上波ドラマでクリーンなキャラクターを演じるまでの大復活を果たしていたのです。
清純派だけでは需要が先細りのリスクも
斉藤由貴さん、広末涼子さん、沢尻エリカさんは、騒動をきっかけに清純派イメージが崩壊してしまうという永野芽郁さんと共通の経験をしているものの、リブランディングによって復活を果たした3人というわけです。
彼女たちが騒動後に長年、地上波ドラマに出演できていなかったことを考えると、昨年に不倫疑惑が騒がれたばかりの永野さんの姿を地上波ドラマで観ることができるのは、まだまだ先になりそうです。
また、NetflixやDMM TVといった配信系メディアでは需要はあるでしょうが、それでも正義感の強いクリーンな役といった、従来の清純派イメージからの延長線上にあるキャラクターはしばらくオファーが来ないかもしれません。
しかし、“もう二度と清純キャラは演じられないこと”、“しばらくクリーンキャラは演じられないこと”は、むしろ永野さんにとって好都合という考え方もできるのです。
そもそも清純派のイメージが強いと、正統派主人公・正統派ヒロインは演じやすい一方、俳優として役の幅が広がりにくいというデメリットもあります。
また、女性俳優が清純派キャラで仕事がどんどん舞い込むのは20代半ばぐらいまでで、20代後半になると清純派イメージ一本では需要が減っていき、先細りしてしまうリスクもあるでしょう。
悪女役や汚れ役がいまの仁(にん)に合う
俳優本人と演じる役柄は別人格であるというのは大前提。けれど、ドラマの視聴者や映画の観客といった観る側の一般人が、その俳優のメディアでの言動やプライベートの報道などによって、ある程度、先入観を持ってしまうのは当たり前のこと。
役者の性格と役柄の性格を完全に切り分けて観ることができない一般人が多い以上、役者と役柄のイメージが合っているかどうかは、制作陣がキャスティングを考える段階で重要なファクターになるのは言わずもがな。歌舞伎用語で言うところの「仁(にん)がある」ほうがいいのです。
そういう意味で考えると、永野さんは高い演技力で、いまでも清純派キャラを上手に演じられるとしても、観る側の一般人が違和感を覚えてしまう可能性は高いですし、制作陣はそこを懸念するので、もう清純派キャラでキャスティングするのは難しいでしょう。観る側の一定数は不倫疑惑のあった人というフィルター越しに観てしまい、それが作品のノイズになることは想像に難くないからです。
ですが、そのロジックでいくと、悪女役や汚れ役であれば、いまの永野さんの仁に激ハマりするのではないでしょうか。
騒動のおかげでむしろ説得力が増した?
永野芽郁さんは1999年9月24日生まれの26歳。もうすぐ誕生日を迎え、27歳になります。
つまり、不倫疑惑があってもなくても、もともと年齢的に清純派イメージだけで続けるのは厳しくなっていく時期に差し掛かっていたということ。そろそろ清純派から脱皮して、酸いも甘いも噛み分けた大人の女性像を確立していく必要があったのではないでしょうか。
昨年の一連の騒動で“脱皮”というきれいな形ではなく、清純派イメージが“崩壊”した永野さんでしたが、結果的に“リブランディングするタイミング”という観点で考えれば、非常に良かったとも考えられるのです。
不倫疑惑によって汚れたイメージやずる賢いイメージがついてしまった感はありますが、もうピュアな子どもではないのだということを、世間にこれでもかと徹底的に周知できたとも言えますので、役の幅は広がっていきそう。
Netflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』で演じるのは狂信的なまでのフェミニスト役で、DMM TVドラマ『ヒマチの嬢王』で演じるのは歌舞伎町の元No.1キャバ嬢役。どちらも従来の清純派イメージとはかけ離れた役どころですから、昨年の騒動によって役を演じる説得力は増したのではないでしょうか。
永野芽郁が完全復活する可能性はある
沢尻エリカさんは清純派とは決別するような怪演で役者としての実力を示し、斉藤由貴さんはスキャンダルを逆手に取るような役柄で需要を獲得し、復活を果たしていました。
永野さんももともと演技力には定評がありましたので、アンチ清純派キャラを演じた作品が大ヒットすれば、新たなブランディングが完成し、“不倫騒動前”以上の売れっ子俳優になってもおかしくはありません。
広末涼子さんや沢尻エリカさんは、一時期はネガティブなイメージを完全払拭して、地上波ドラマのクリーンな役柄で主演やヒロインに抜擢されるようになっていましたので、永野さんもそういったパターンで完全復活する可能性もあるのではないでしょうか。
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