サッカー大会で広島訪問の高校生に 地元の高校生が伝える“平和”
サッカーの大会で広島を訪れた高校生たちに平和について考えてもらおうと、県内の高校生が平和公園を案内しました。
■広島テレビ 有田 優理香 アナウンサー
「真夏の日差しが照り付ける中、全国の強豪校が集まってレベルアップを図ります。」
4日間にわたり、県内各地で熱戦が繰り広げられた「DAWN CUP」。県内外から31校、約800人が参加しました。
大会を企画したひとり、広島国泰寺高校の藤井潔監督(53)。目指すのは高校生の心の成長です。
「サッカーで勝つことが活動の目標だが、やることの意味や目的は、それを超えたところにないといけない。」
学びのひとつとして、ことし新たに始めたのが高校生による平和ガイドです。案内役は、県内のサッカー部のマネージャーたちが務めます。
この日に向け、平和活動に取り組む大学生などから原爆や復興の歴史を学び、案内の準備を重ねてきました。
■広島国泰寺高校 案内役の生徒
「1つ目、(平和公園はもともと)公園だった。2つ目が繁華街だった。公園だったと思う人?」
クイズを交えるなど、興味を持ってもらうために工夫しました。学んだことを自分たちなりの言葉で同世代の選手に伝えます。
ガイドを務めたひとり、沖本花蓮さんは被爆4世です。今回伝える側になったことをきっかけに平和について学び直し、家族からも話を聞きました。
■広島国際学院高校2年 沖本 花蓮 マネージャー
「おばあちゃんの親戚は、お母さんが原爆で亡くなりました。遺体がどんどん腐っていってお母さんの回りには、うじ虫がわいたと言っていました。子どもたち4人でお母さんを焼かないといけなくなり、家の前でお母さんを焼いたと聞きました。今サッカーができていることが、どれだけ幸せかかみしめてほしいと思いました。」
■四国学院大学香川西高校2年 瀬尾 遥希 選手
「サッカーができていることに感謝しないといけないし、サッカーを通して平和を広げていきたい。」
■広島国際学院高校2年 沖本 花蓮 マネージャー
「被爆4世として何かできることがあったらいいなと思っていたが、いざやるとなると行動できていなかったので、こういう機会があって良かった。もっとありがたみを感じながら、サッカーとかサポートをしていきたい。」
サッカーでつながった仲間と平和や社会に目を向ける、このきっかけを今後につないでいってほしいです。
【2026年8月28日 放送】

