手取り25万円・専業主婦と子を養うギリギリ生活を送る就職氷河期世代の50歳男性が「でも老後は安泰」と笑うワケ…「資産7000万円」を手にした超地味な方法
就職難に直面し、社会に出てからも賃金が上がらないまま厳しい状況に置かれてきた「就職氷河期世代」。手取り25万円ほどで現場仕事をこなし、家族を養うギリギリの生活の中で、「老後に突入するのが恐ろしい」と不安を抱える人は少なくありません。そんな中、同じくリストラや手取り25万円の生活を経験しながら、老後資産7000万円を達成した男性がいます。プロの投資家でもなく、高収入でもない彼が選んだ資産形成の方法とは? ななし氏の著書『手取り25万円、妻子持ちでも7000万円貯めた私の 氷河期世代のお金の戦略』(Gakken)より、氷河期世代の老後に向けた資産形成を紹介します。
超氷河期世代、妻子持ちで手取り25万円でも「絶望していない」理由
地味な方法で超氷河期世代(氷河期のなかでも就職率ワースト2位)の私でも、大きなリスクを取らずに資産形成ができました。
私が大学を出てなんとか滑り込んだのは、中小企業の契約社員職。そこからも中小企業を渡り歩き、倒産やリストラの憂き目にもあっています。前職では営業職をしていたものの、いまは少しでもストレスの少ない仕事をしたいと思って、関西の地方都市にて、一般的には「3K(きつい・汚い・危険)」と呼ばれる現場仕事をしています。
一応、正社員で手取りは25〜26万円くらい。そこに副業のブログ収入やウェブライターとしての稼ぎが小遣い程度に入ってくる感じで、専業主婦の妻と子ども1人を支えるにはギリギリの生活ではあります。近い状況の氷河期世代の方もいるかもしれません。
でも、絶望はしていません。なぜかって?
20年を超える「地道な積立」と、それを可能にするための「節約生活」や「副業」をコツコツ続けてきたおかげで、老後資産は「7000万円」を超えたからです。
「資産7000万円」を手にした超地味な方法
先にお断りしますが、私は決してプロの投資家ではありません。むしろ著名な個人投資家のブログなどを眺めながら、「この人すごいな〜」「そんなリスクをとる勇気ないな〜」と、ただただ感心するばかりです。
でも、そんな凡人で、小心者で、低収入の会社員にすぎない私でも、資産形成においてそれなりの結果を残せてきました。私が実践している資産運用は「インデックス積立投資」と呼ばれるもので、特別な才能はいりません。いや、むしろ特別な才能がなくても高い確率で収益が見込めるからこそ、この投資法にたどり着きました。
どうせあと15年くらいは働いている
この投資戦略でキモとなるのは「コツコツ入金」と「運用期間の長さ」です。驚くほどシンプルで、地味な方法ですよね。だからこそ、リスクを嫌ってコツコツ貯金できるタイプの日本人にはピッタリの投資法だと感じます。最初の10年くらいは運用益も少ないですが、そこから目に見えて「増加率」が上がっていきます。
私の資産も一気に増えだしたのはここ数年の話。最初の1000万円を超えるまでが長く、節約生活もがんばりましたが、そこからはどんどん増えていき、2000万円から3000万円を超えたあたりから気持ちにかなりのゆとりが生まれました。
「資産の伸びが加速する」という期待に加え、運用益が非課税の「NISA」制度は一生使えます(通常、投資信託や株で儲けたら20%の税金が引かれるので、どれだけ資産が増えても「非課税」ってスゴイんです)。
ということは、いよいよ仕事を退いたタイミングで、年金では足りない分だけ毎月資産を少しずつ取り崩していけばOKということ。3000万円くらいの運用資産があり、取り崩し額を最低限に抑えていけば、100歳まで生きても資産が残っている可能性が高いです。
繰り返しますが、積立投資では「時間」が重要。長ければ長いほどいい。となると、始めるベストなタイミングは「なる早」、つまり「いま」です。「株価が暴落するのを待とうかな」「バブルっぽいから控えようかな」「国際情勢が不安定だから怖いな」といった発想は、長期保有でリスクを下げていく積立投資では捨てて大丈夫。安心して積立を始めてみてください。
氷河期世代がいますぐ積立投資を始めれば、「15〜20年くらいの運用期間」を確保できます。健康寿命が延びているいま、65歳くらいまではみんな働いていますし、慢性的な人手不足で私たちの世代の定年が70歳まで延長される可能性だってあるでしょう。70歳でまだまだ元気なら、パートなどで働き続けることもできます。
大丈夫。苦難の時代を何十年もすごし、ここまで生きてこられたみなさんなら、きっと達成できますよ!
ななし
インデックス投資家

