井上尚弥

写真拡大

 プロボクシングのスーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(33)=大橋=が22日、自身のSNSで、射殺された元世界2階級制覇王者ゾラニ・テテさん(南アフリカ、享年38)への追悼コメントを投稿した。

 井上はXで「ゾラニテテは素晴らしいボクサーだった。

世界が平和であってほしい。

そしてどうか安らかに眠ってほしい。」(原文ママ)とポストし、かつてのライバル関係にあった元王者の冥福(めいふく)を祈った。

 米ニューヨーク・ポストなどは21日(日本時間22日)、プロボクシングの世界戦最短KO記録を持つ元世界2階級制覇王者のテテさんが同日、銃撃されて死亡したと報じた。同紙電子版などによると、テテさんは金曜日の午後6時半、ジムから帰宅途中、故郷の東ケープ州ムダンツァネの自宅前で銃撃されたという。

 テテさんと同乗していた27歳の女性も襲撃を受け、現在も入院中。報道によると、武装した容疑者たちが車から現れると、彼らに向けて発砲したという。

 テテさんは1988年3月生まれ。2006年5月にプロデビューしたサウスポーで、IBF世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)、WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)の2階級で世界王者となった。17年11月のWBO世界バンタム級タイトルマッチではジボニソ・ゴーニャ(南アフリカ)をわずか1回11秒で倒したが、これは今でもプロボクシング史上最速の世界戦KO勝利としてギネス世界記録に認定されている。テテさんは18年には、のちに井上が優勝したワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に参加したが、肩を痛め、準決勝のノニト・ドネアフィリピン)戦を辞退している。

 テテさんは、英国アンチ・ドーピング機関(UKADA)から禁止薬物使用のため、4年間の出場停止処分を科されていたが、今年7月に満了予定だったようで、今後はリングに復帰する予定だった。