【甲子園】横浜敗退 乱調の織田翔希は涙 進路は米国も視野か 天国の渡辺元監督に28年ぶりV届けられず
◇第108回全国高校野球選手権準決勝 横浜1―7智弁和歌山(2026年8月20日 甲子園)
準決勝第1試合は、横浜(神奈川)と智弁和歌山が激突。横浜hは156キロ右腕・織田翔希(3年)が先発したが、2回1/3を8安打4失点と崩れ、打線も反撃及ばず1―7で敗れた。試合後、織田は大粒の涙を流した。
17日に亡くなった元監督の渡辺元智さん(享年81)に、松坂大輔を擁して春夏連覇を遂げた98年以来28年ぶりとなる夏の優勝を届けることはできなかった。
横浜は初回に1点先制。1死から安打と敵失で1死一、二塁の好機を迎えると、4番の2年生・川上慧が中前に適時打を放った。
しかし、18日の花巻東(岩手)との準決勝で、自己最速でもある甲子園最速タイの156キロを7度もマークし、10奪三振で完封勝利を挙げた織田が本調子ではなかった。中1日で迎えたこの日は、変化球が多く、最速は154キロ止まりで、初回から得点圏に走者を背負う投球となった。
3回先頭からの連打で無死一、二塁とされ、続く4番・山田凜虎(りとら=3年)に同点の左翼線適時二塁打を許すと、続く楠本龍生(3年)に152キロを右翼席に3ランされた。
1死を奪った後、遊撃内野安打を許したところで交代。左腕の小林鉄三郎(2年)も7回に3失点し、打線も反撃できなかった。
織田は「流れのまま1本(本塁打を)打たれてしまった。疲れどうこうじゃなくて気持ちの問題だと思います」と振り返り、進路を問われると「それは(今は)何も考えられないです」と話すにとどめた。
村田浩明監督は、日米のプロ球団が注目する右腕について問われ、「これから」とした上で、「アメリカも日本も視野に入れて、しっかり考えたい」と語った。

