8月10日に発売されたぬれ煎餅バーガー(銚子電鉄提供)

写真拡大

本業の鉄道よりも収益をあげると言われる銚子電鉄の名物が、まさかのハンバーガーに!? ドムドムハンバーガーの一部店舗で8月10日から、「ぬれ煎餅バーガー」が販売されている。

【写真】銚子電鉄の名物「ぬれ煎餅」で具材を挟んだハンバーガー

バンズの代わりに使用されているのは、今年発売30周年を迎えた銚子電鉄の「ぬれ煎餅」。見た目のインパクトも抜群で、SNSでは「意外とおいしい!」との声が寄せられている。

一体なぜ、ぬれ煎餅でハンバーガーを作ろうと思ったのか。奇跡のコラボ誕生のきっかけと開発の裏側について、銚子電鉄に聞いてみた。

ーー今回ドムドムハンバーガーとのコラボが実現したきっかけを教えてください。

担当者:きっかけは、私がテレビ東京「カンブリア宮殿」のドムドムハンバーガーさんの回をアーカイブで視聴したことでした。赤字からの復活劇や、藤粼社長のユニークな経歴、そして非常に聡明なお考えに強く共感し、「銚子電鉄とも通じるものがあるのではないか」と感じました。

その後、社内で企画として提案したところ大変盛り上がり、ぜひご一緒できればという思いから、弊社よりオファーさせていただきました。

ーーそして誕生したのが、ぬれ煎餅をバンズ代わりにする「ぬれ煎餅バーガー」。このアイデアを最初に考えたのは、銚子電鉄だったのでしょうか?

担当者:はい。コラボレーションを検討する段階ですでに弊社内でも案として上がっており、最初のご提案時に弊社からお話しさせていただきました。社内では「5枚くらい重ねても面白いのではないか」「10枚で挟んだらどうか」など、かなり自由な意見も出ていました(笑)。

最終的には、ドムドムハンバーガーさんの食品開発チームの皆様に試行錯誤していただき、見た目のインパクトも味も素晴らしい商品に仕上げていただきました。社内でも「これは面白い!」と大いに盛り上がっています。

ーー今回使用されているぬれ煎餅は、普段販売されているものと同じなのでしょうか?

担当者:通常販売しているぬれ煎餅の「青の薄口味」を2枚使用していただいています。

弊社のぬれ煎餅には「赤の濃口味」もありますが、バーガーに合わせるには少し味が濃くなりすぎるのではないかと、ドムドムハンバーガーさんからご提案いただき、「青の薄口味」を使用する形になりました。

ーー実際に銚子電鉄の皆さんも食べられましたか?

担当者:実は、私はまだ食べられていないのですが、社員の一部はすでに実食済みです。社内からもかなり好評だと聞いておりますので、私自身も早く食べてみたいと思っています。

ーーお客さんからはどんな反響がありますか?

担当者:SNSでは「#ぬれ煎餅バーガー」をつけて投稿していただくよう呼びかけています。

ドムドムハンバーガーさんの開発チームの皆様が作ってくださっているので、味はもちろんお墨付きなのですが、ありがたいことに「意外とおいしい!」という声を多くいただいています。

見た目のインパクトがある分、召し上がった後に「ちゃんとおいしい」と感じていただけるのは、とてもうれしいですね。

ーー今年で発売30周年を迎える「ぬれ煎餅」。銚子電鉄にとって、どのような存在なのでしょうか?

担当者:ぬれ煎餅は、銚子電鉄の旗艦商品であり、まさに屋台骨のような存在です。経営状況が厳しい時期にも、多くのお客様や応援してくださる皆様がぬれ煎餅を購入してくださり、銚子電鉄を支えてくださいました。

現在では、贈答用の「Premium Rich」も誕生するなど、形を変えながら進化しています。これからも長年愛される商品として、そして千葉・銚子の名物として、たくさんの方に味わっていただきたいです。

ーー今回のバーガーをきっかけに初めて銚子電鉄を知る方も多いと思います。

担当者:ぜひこれを機に、銚子まで遊びに来ていただき、銚子電鉄にも乗っていただけたらうれしいです。

現地では、今回「バンズ」として使用されているぬれ煎餅や関連グッズも販売しておりますので、実際に銚子電鉄を楽しみながら、お土産としても手に取っていただければと思います。

そして、気に入っていただけましたら、ぜひリピートもお願いいたします。そうすることで、ドムドムハンバーガーさんのドムぞうくんにあやかって、銚子電鉄でもぬれ煎餅やグッズを増産(ぞうさん)できるよう頑張ってまいります。

  ◇  ◇

経営が厳しい時期にも多くのファンに購入され、銚子電鉄を支えてきた「ぬれ煎餅」。発売30周年という節目の年に、今度はハンバーガーの“バンズ”という思いもよらない姿へと進化した。

「5枚重ねる?」「10枚で挟む?」そんな自由なアイデアから生まれた今回のコラボ。気になった方は、まずは「ぬれ煎餅バーガー」を味わい、その先にある銚子電鉄や銚子の街にも足を運んでみてほしい。

(まいどなニュース特約・橋本 菜津美)