河村勇輝に韓国の“天才ガード”が驚嘆「まさにコートを切り裂いた」 24得点の172cmから「学んでみたい」
バスケ日韓戦、八村不在でも…河村が24得点の大爆発
バスケットボール男子日本代表は16日、東京・有明アリーナで行われた強化試合「SoftBank CUP 2026」で韓国代表と対戦し、95-66で快勝した。前日22得点と爆発した八村塁(NBAクリッパーズ)は出場しなかったが、この日は同じくNBA組の河村勇輝が3ポイントシュート4本を含む24得点と爆発。身長172センチという小柄な体で見せた大活躍は、敗れた韓国のガードにとっても驚きだったようだ。
河村はこの日、24得点だけでなく6リバウンド、3アシストの大活躍。速さ、うまさに加えて強さも感じさせるプレーを披露した。過去2シーズン、世界最高峰のNBAで揉まれたからこその成長。「世界レベルの選手と肌を合わせる機会がたくさんあった。日本代表でもスタンダードを高めたい」と口にするだけはあった。
河村の躍動に驚いたのは、対戦した韓国の選手も同じだ。マッチアップする機会が多かった22歳のムン・ユヒョンは、昨年韓国リーグ「KBL」のドラフトで全体1位指名を受けプロ入り。「スーパールーキー」「天才ガード」と呼ばれる期待の若手だ。自らを翻弄した河村の動きをどう見たのか。
「ドリブル、シュート、パスの3拍子がすべて揃っている選手。非常に手ごわく、守るのが難しいと思います。コート全体を指揮して、本当にスピードが速くて……。何というかまさにコートを『切り裂いた』という意味を実感させられました」。さらに「コートをかき乱してパスを回すのが本当にすごいと思った。そういう点を学んでみたいです」と、自身との差を口にした。
身長はなくても結果を残す日本のガード陣、韓国にはどう見えた?
日本はこの試合、同時に2人のガードがコートに立って試合を組み立てた。河村だけでなく、日本のガード陣は167センチの富樫勇樹、172センチの齋藤拓実ら特に小柄な選手が多い。181センチのムン・ユヒョンは彼らを見て何を思ったのか。
「まずシュートがすごく良いです。背が小さければシュートが良くないといけないのですが、そこをしっかりできています。さらにとても速くて、パスワークが良い。だから小柄なガードであってもリーグで生き残り、優れた選手になれているのだと思います」
韓国代表は15日に続き、連日20点以上の差以上をつけられ完敗。第1戦では、八村の個人技に驚かされた。ムン・ユヒョンは八村がいる日本と、いない日本の違いを「八村選手がいる時は、八村選手を利用したパターンプレーが多かったですが、八村選手がいない場合には全員が有機的にボールを触りながら、全員でキックアウトするようなバスケを展開してきました」と表現する。それぞれの色が日本の強みとなっているように感じた。
月末に始まるワールドカップ2次予選に向けて、韓国にとっては課題があらわになった2連戦。昨季Bリーグの長崎でプレーし、NBAキャンプ参加のために今回は来日できなかったイ・ヒョンジュンら主力がこれから戻ってくるものの、「感じたものはとても多いです。改めて合わせなおさないといけない部分が多いですし、あまりに失望させるような姿を見せてしまってファンの皆さんにも申し訳ないです」。敵地での大敗を糧にできるか。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

