「痛すぎるのに気持ちいい」無数の突起マット、絆創膏を貼るだけ整体…疲労回復ブームで注目を集める“謎の健康法”の効果とは
回復力を高めるには、深い呼吸をサポートするように絆創膏を貼るのが効果的とか。
◆“正しい呼吸”を促進してリカバリー力を高める
「自律神経を整えるうえで最も大事なのは呼吸です。しかし、多くの人は横隔膜を使わず、首の筋肉を使った浅い“首呼吸”をしている。だから、首周りの筋肉が緊張し、肩こりなども誘発する。スマホやパソコンを見る時間が長い人の多くがその症状を抱えています。
これを解消するのに役立つのは、左右の鎖骨の内側に絆創膏をV字形に貼る方法。鎖骨に一方の接着面を貼りつけ、おへそに向かって下に引っ張りながら、もう一方の接着面を貼るのがポイント。すると首周りの胸鎖乳突筋が緩み、胸郭が広がって深い呼吸ができ、自律神経が安定する」
「併せて、脇腹付近の肋骨の前鋸筋に沿って、絆創膏を上からおへそ方向に引っ張りながら貼ると、肩甲骨の回転がサポートされて、“正しい呼吸”を促進してリカバリー力を高めることができるでしょう」
◆疲れにくい体になるトレーニング
根本的に疲れにくい体をつくる方法もある。その名も「脱力トレーニング」。これを提唱するスポーツトレーナーの中野崇氏が解説する。
「疲れが取れない原因の多くは体の力みが抜けず、血流が悪くなっていること。脱力させて緊張をほぐせば、疲れにくい体ができあがる。まずは、足の指の付け根に手の指を入れて、縦・横方向に開きながら1~2分ほぐしましょう。
革靴を履き続けていると足の指が閉じて硬くなり、体に負担がかかる歩き方になる。そうなると『第2の心臓』と言われるふくらはぎも硬くなってしまいます。また、ふくらはぎをクロスさせる正座もおすすめです。全体がほぐれて血液やリンパの流れがよくなり、疲れにくくなります」
座りっぱなしの人にうってつけのトレーニングもある。
「座った状態で、手でお尻の穴を広げるように筋肉を外側に引き出すと、骨盤が自然と立ち、腰のダルさが緩和される。その状態で、手を組んで頭上に伸ばして手のひらを裏返し、そのまま手で大きな円を描くと、脇が伸びて胸が開き、筋肉をほぐしながら呼吸をラクにする効果が得られる」
◆気づいたときに1、2分やるだけで十分
ポイントは「頑張らない」こと。その意識が筋肉を緊張させるためだ。気づいたときに1、2分やるだけで十分だ。
