イクラ丼が6倍超の4400円…さらに値上げも 記録的不漁で秋サケ“半減” 「かなり厳しい」漁業関係者に不安の声
映像に映るのは、本場イギリスのアフタヌーンティーを思わせる3段式のスタンドに盛り付けられたイクラ。
ルビーのように輝く7種類のイクラを味わえる「七色レインボー丼」(5500円・トッピング別料金)です。
「七色レインボー丼」は、高価な黄金イクラをはじめとした各種の食感や粒の大きさの違いを食べ比べることができます。
東京・目黒区にあるイクラ丼専門店「波の」では、国産の天然物や輸入物などさまざまなイクラを扱っています。
しかし、その仕入れ価格は10年前のオープン時と比べ高騰していて、イクラ丼の価格を値上げせざるを得ませんでした。
イクラ丼専門店「波の」 川面信也店主:
(イクラ丼)だいたい6〜7倍くらい。ここまで上がる予想はなかった。
オープン当初1杯680円だったイクラ丼は現在、6倍以上となる4400円となり、超高級品です。
イクラ丼専門店「波の」 川面信也店主:
今年は特に、さらに(秋サケの)不漁が予想され、物がかなり少なくなるので。
2025年、約50年ぶりという記録的な不漁に見舞われた北海道の秋サケ漁。
その2025年でさえ北海道沿岸に来遊した秋サケは約686万匹でしたが、2026年はさらにその半分ほどの364万5000匹に減る見通しだというのです。
要因は温暖化の影響でエサとなるプランクトンが減少したことなどだとみられています。
漁業関係者の間にはいま大きな不安が広がっています。
ピーク時の2004年には6000万匹を超えた北海道の秋サケの来遊数は、2026年、そのわずか6%ほどの364万5000匹にまで減る見通しです。
友和さけ定置部会・福士英太さん:
かなり厳しい。(放流したサケの)稚魚が戻ってこない。育てる漁業を何年もやっているが、それでも思うようにいってない。
秋サケの不漁予測で予想されるのがイクラ価格の上昇。
イクラ丼専門店「波の」の川面店主は、「昨今、物価高で外食需要も少ないので、ここで値上げは難しいかなと。(イクラの)量の調整や他の食材と合わせてリーズナブルに食べられるメニューも考えている」と話します。
