[ニッポンクライシス]第3部「気候変動」<4>日本近海で近年、日本人の食を脅かしかねない危機がひそかに進行している。「4、5年前から種別が見分けにくいフグが水揚げされ始めた」。宮城県気仙沼市の気仙沼漁業協同組合の担当者はこう危機感を募らせる。「水産研究・教育機構」水産大学校の高橋洋教授によると、近年の海水温の上昇に伴い、日本海に生息するゴマフグが津軽海峡を通り、水温の低い太平洋に流入。元々、