結成80年の「娯茶平」ちびっ子も50年 阿波踊り・連紹介⑩【徳島】
フォーカス徳島では、阿波踊り本番に向け練習に励んでいる有名連の横顔をシリーズでお伝えしています。
最終回の8月10日は、結成80年を迎えた老舗、県内最大規模を誇る「娯茶平」です。
(娯茶平・板野加代子 連長)
「今年は娯茶平80周年、ちびっこ50周年」
「派手ではないけどコツコツ練習を重ねてきたので、自分と向き合って練習してきた成果を見てほしい」
終戦翌年の1946年、戦後の混乱も冷めやらぬ中、「ひとときでも憂さを忘れて踊りたい」と、28人で始まった娯茶平。
2026年、創立80年を迎えました。
「娯茶平」の踊りは、飛んだり跳ねたりはしません。
ゆったりとしたぞめきに潜む「間」と「タメ」。
男踊りは腰を低く落とし、能のようなすり足で進みます。
代表的な技は漁師が網を投げ、手繰り寄せる様子を表した「網打ち」です。
キレのある踊りが信条の、「モモ」と呼ばれる女ハッピに、女踊りは、品よく優雅に鮮やかにがモットーです。
連員約280人という県内一の大所帯、その一員として2026年、新たに鳴り物デビューするのが、ちょっぴりシャイな森唯稀くん6歳です。
(父・森和志さん)
「僕が大太鼓しているので、一緒に大太鼓がしたいということで、4歳くらいから洗面器で大太鼓作って練習に参加はしてたんですが」
「今年から、この太鼓が担げるようになったので、本格的に練習に参加してみようかなと」
「太鼓を叩いていて何が楽しい?」
(森唯稀くん)
「カラカッカ…」
(父・森和志さん)
「胴打ちが楽しん?胴を入れるところがあるんですけど、それが楽しいみたいで」
使うのは、子ども用の小さな太鼓。
それでも重さは3キロほどあるといいます。
小さな体で力強い音を響かせます。
そして毎年客席を和ませてくれる「ちびっ子娯茶平」も、2026年で50周年、大人から子どもへ、技と心の継承も大切なテーマです。
そんなちびっ子のリーダーは、和田里 琉杏さん6年生。
「娯茶平」の決まりで、ちびっ子は2026年で卒業、節目の50年に思いを込めて踊ります。
(ちびっこ娯茶平・和田里琉杏さん)
「腰を下げて大きく声を出せるところが、自分的にはいいと思っています。みんなと笑いあって頑張って踊っていきたい」
(娯茶平・板野加代子 連長)
「やっぱり楽しいという気持ちが伝わるということ、娯茶平特徴があるな、他とは違うという所を見てもらえたら、感じてもらえたら」
徳島の夏を彩り80年。
変わらない輝きが確かにほら、ここにある。
2026年も、あの「娯茶平調」が、真夏の夜空に響きます。
「いよいよ本番見に来てね」
