【甲子園2026】沖縄尚学・末吉良丞「悔いの残らない夏にしたい」 返り咲いたエースの決意と自信

写真拡大 (全2枚)

真夏の甲子園を沸かす〝超高校級選手〟:末吉良丞(りょうすけ)【沖縄尚学】

いよいよ開幕した第108回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。1回戦屈指の好カードといえば、昨春と昨夏の王者が戦う横浜対沖縄尚学だ。沖縄尚学には、昨秋のU-18W杯で2年生ながらエース格の働きを見せた末吉良丞(りょうすけ)がいる。

甲子園練習が行われた7月31日、末吉は「1」を背負っていた。左ヒジのコンディション不良で、沖縄大会は「10」を与えられ、エースナンバーは切磋琢磨してきた右腕の新垣有絃(あらがきゆいと)に譲っていた。

しかし、沖縄大会決勝で147㎞/hを投げて復調をアピールし、胴上げ投手となったことでエースに返り咲いたのだ。

「状態が上がってきたと思いますし、甲子園という舞台に入るだけで自然と、さらに良くなっていくと思います。投げられない時期があったことで、野手として狙い球を絞って打席に入ったり、打ち方を見直したりした。するとマウンドに上がった時に打者が狙っているボールがわかって、間も取れるようになった」

復調のきっかけは比嘉公也(ひがこうや)監督の一言だった。

「『こんなに2段モーションが大きかったか?』と指摘されて、元に戻してみたところ、それがハマった感じです」

それにしても、1年前の夏に比べて身体が一回り大きくなったような印象を受ける。

「それはよく言われるんですけど、身長も伸びていないし、体重もまったく変わっていないんですよね……」

昨夏の日本一と日の丸を背負った経験や、それで得た自負が末吉の存在感を際立たせているのかもしれない。

「より勝ちに飢えているし、負けられないという想いが一番強い。悔いの残らない夏にしたいと思います」

『FRIDAY』2026年8月21・28日合併号より

取材・文:柳川悠二