高市首相の焦りが止まらない 「支持率低下の原因は分からない」「寝ていないアピール」 裏目裏目の行動が続く
官邸は原因を分析
昨年10月の政権発足以来、高市内閣は異例とも言える高い支持率を維持してきたが、ここに来て下落傾向が見られるようになった。ここで踏みとどまれるのか分水嶺に立っていると言えるようだ。
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7月末以降、報道各社の世論調査で高市内閣の支持率低下は鮮明となった。
「支持率低下を気にしない首相や政権幹部はいませんが、今回、不支持率の増加をともなっていたことは官邸にとってさらに好ましくない事態でした」
と、政治部デスク。官邸はもちろん原因の分析を進めていた。
「“国民が求めていた物価高対策をおざなりにし、国のあり方を決めるテーマである皇室典範の改正を熟議せずに性急に進めた”という報道のされ方を各メディアが重ねたとの総括があるようです」(同)
「寝ていないアピール」
しかし高市氏は国会閉会後の7月27日の会見で内閣支持率の低下について問われた際、「(下落の)原因は分かりません」「一つ一つの世論調査の結果について下落している原因を自分自身が分析することは困難だ」などと述べた。

「弱さを見せたくないという意地あっての言葉だったのでしょう。が、ここで反省しないまでも、“国民のみなさまに思いを丁寧に伝えるべく努めてまいりたい”くらいのことを言っても良かったのかなと感じました。実際に官邸が支持率低下の原因を分析していることを永田町の人間は知っていますからこの発言を鼻白む空気が流れていました」(同)
7月20日に自身のXを更新した内容も話題になった。「今日のお休みは本当に有難く、久々に5時間も睡眠を取れた」とポスト。資料を読みまくり膨大なメールを処理するなど多忙な業務と家事の両立に追われる日常を憂える現状を明かしたわけだが、世間から「寝ていないアピールはあまりに稚拙」などと見なされ冷ややかな反応も小さくなかった。
「働いて働いて〜」発言とのギャップ
2025年10月の自民党総裁選に勝利した際の「働いて働いて〜」発言はある程度、好意的に受け止められ、その後、流行語大賞年間大賞に選ばれたこととは隔世の感さえ抱かせるものだ。
「高市氏が投稿内容を自ら打ち込んでポストしているわけではなく、ある程度のエッセンスを伝えた後に裏方がまとめてポストをしていると聞いています。“てにをは”レベルならまだしも、“これをポストするのは相当な炎上案件ですよ”などとアドバイスできる人はいないということなのかもしれません。SNSについては内閣広報官の佐伯耕三氏が注目されていますが、首席首相秘書官の飯田祐二氏のハンドリング能力を問う声が官邸内からも聞こえてきています。最側近なのだからもっと前面に出て行くべきではという指摘も根強くあります」(同)
「私か私以外か」
「SNSで寝ていないアピールをして“マウント”を取るような構えを見せたり、会見で支持率低下の原因に正面から答えなかったりしたのは高市氏の焦りの裏返しと見られています」(同)
高市氏は今年2月投開票の衆院選で「私か私以外か」を問うて結果として信任を得た。
「党内基盤が脆弱というか、ないに等しい高市氏としては総選挙で自身の人気を頼みとして勝負に出るのは間違った戦略ではなかったのでしょう。が、支持率が下がって追い込まれると党内に頼れるものはないので焦りが募るということになるわけです。今後想定される内閣改造・党幹部人事はもちろんその他でも高市カラーをどんどん出して行こうとするはずです」(同)
官邸内では当初、早めに人事を手掛けて夏休みを長めに取って休んでもらいたいとの思惑もあったようだが、支持率下落の理由をトップ自身が「分からない」以上、なかなかそうも行かないようだ。
デイリー新潮編集部
