家族3人で義実家に帰省するたび、手土産とは別に「1日1万円」を包んでいます。夫は「親子だから必要ない」と言いますが、食費や光熱費を考えたら渡すべきですよね?
義実家への帰省で宿泊費を渡す家庭は少数派
家族3人で数日間義実家に泊まると、食費や水道・光熱費は普段より増えます。そのため、「何も渡さないのは申し訳ない」と感じる人もいるでしょう。
一方で、実際には宿泊費として現金を渡している家庭は多くありません。
株式会社ベネッセコーポレーションが運営する「たまひよ」のアンケートでは、実家・義実家へ子どもと数泊する際、宿泊費として現金を渡すと答えた人は7.7%でした。対して、「渡さない」は77.6%で、多くの家庭では現金を包まないことが一般的となっています。
これは「親子だから遠慮しなくていい」という考え方が根強いことに加え、親側も「お金は受け取りにくい」と感じるケースが少なくないためと考えられます。
もちろん、現金を渡さないことが、必ずしも感謝の気持ちがないことを意味するわけではありません。実際には、手土産を持参したり、帰省中の外食代を支払ったりするなど、別の形でお礼を伝えている家庭もあります。
「1日1万円」を包む必要はある? 大切なのは義実家との関係性
1日1万円を包むとなると、2泊3日なら3万円、3泊4日なら4万円になります。家族3人分の食費や光熱費を考えれば決して高すぎるとは言えませんが、義両親によっては「そんなに気を遣わなくていい」と負担に感じる可能性もあります。
実際のところ、「正解の金額」というものはありません。
義両親が現金を受け取ることを負担に感じていないのであれば問題ありませんが、毎回辞退されるようであれば、無理に渡し続ける必要はないでしょう。
また、現金以外にも感謝を伝える方法はあります。例えば、少し良い手土産を持参したり、滞在中の外食をごちそうしたり、帰る際に日用品や食材を補充して帰ったりする方法もあります。
物価が上昇している現在は、食費や光熱費の負担が気になる人もいるでしょう。そのため、「何らかの形で負担を減らしたい」という考え自体は十分理解できます。ただし、大切なのは金額ではなく、相手が気持ちよく受け取れる方法を選ぶことです。
夫婦で考え方が違うときはどう話し合えばよい?
今回のケースでは、妻は「迷惑をかけているのだから渡すべき」、夫は「親子だから必要ない」と考えていますが、どちらの考えも間違いではありません。
夫は親との関係性から「気を遣わなくても大丈夫」と考えている一方で、妻は嫁という立場から遠慮や配慮を重視しているため、感じ方が異なるのは自然なことです。
このような場合は、「渡す・渡さない」の二択ではなく、お互いが納得できる落としどころを探すことが大切です。
例えば、「現金は渡さず、少し豪華な手土産を選ぶ」「長期滞在のときだけ現金を包む」「外食代を負担する」など、家庭に合った方法を話し合って決めれば、お互いの気持ちを尊重できます。
義両親の考えを夫に確認してもらうのもひとつの方法です。「本当に気を遣わなくていい」と言ってもらえれば、ご自身も安心できるでしょう。
まとめ|大切なのは金額よりも感謝の気持ちを伝えること
義実家へ帰省した際に宿泊費を渡すかどうかに決まったルールはありません。
実際には、「たまひよ」のアンケートでも宿泊費として現金を渡さない家庭が約8割を占めており、多くの人は手土産や外食代の負担など、別の形で感謝を伝えています。
家族3人で宿泊すれば食費や光熱費が増えるため、「何かお礼をしたい」と考えるのは自然なことです。しかし、毎回1日1万円を包むことだけが正解ではありません。
義実家との関係性や相手の考え方、家計の状況も踏まえながら、夫婦で納得できる方法を話し合うことが何より大切です。現金でも手土産でも、相手への感謝が伝わる形を選べば、気持ちの良い帰省につながるでしょう。
出典
株式会社ベネッセコーポレーション たまひよ 自分の実家や義実家に滞在する時、宿泊費として現金を渡す?渡さない?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

