本番目前 45曲を踊り切る山形大学花笠サークル ベトナム産かさと伝統のすげがさで挑む夏の祭典
山形花笠まつりには、ことしも1万人を超える踊り手が参加します。本番を直前に控え、練習に熱が入る山形大学の花笠サークルを取材しました。力強い踊りと“かさ”に注目です。
5日から山形市で始まる「山形花笠まつり」。ことしは3日間で、150団体、延べ1万1000人あまりの踊り手たちが山形の夏の夜を彩ります。
7月23日、山形市の山形大学小白川キャンパスです。
体育館に響く力強い掛け声。山形大学花笠サークル「四面楚歌」です。
2003年の発足以来、毎年、花笠まつりに参加しています。現在は、200人を超える学生が所属。新入生も加わった新体制で本番に向けた練習が進んでいました。
山形大花笠サークル四面楚歌 守谷愛子代表「花笠まつりはいろんな団体が色々な踊りをしていて見ごたえがあると思うが四面楚歌は学生らしい踊りのキレやダイナミックさを重点的に練習している」
佐々木アナ「今行っているのは踊りこみという練習。本番直前には、隊列を組んで実際の祭りのように踊りを練習します」
踊りこみ練習は、笑顔で楽しく踊れるよう体力をつけるのが狙いです。この日は45曲を20分間にわたって踊り切りました。
1年生「疲れる。疲れる。45曲踊るの初めてだった」
※本番への意気込みは?「頑張る」
2年生「去年は1日だけだったがことしは3日間出られる。練習してきた全部を楽しみながら3日間踊りたい」
1年生「めっちゃ楽しくて久しぶりに声出せたのでハッピー。本番はきょう以上にしっかり声出して腕を伸ばすところをしっかり伸ばして『あの人上手い!』と思われるように頑張る」
サークルでは去年から2種類のかさを使っています。
※こちらがベトナム産のかさ
「ベトナム産」
※これ私が学生時代使っていたかさなんですが全然違いますね」
花笠まつりは近年、生産者の高齢化により、花笠のもととなる「すげがさ」が不足する事態となっています。
不足分を補うため、祭りでは去年初めて、ベトナムで作られたかさが使用されました。
四面楚歌でも祭り当日は1年生を中心にベトナム産のかさを使う予定です。
使い心地は?「ベトナム産の方が少し軽くて振りやすいが山形産のほうがかさのふちががっしりしているのでつかみやすい。山形産のかさは軸がしっかりしている分折れてしまうがベトナム産は折れにくくて雨風には強いと思う。踊りによってはそれぞれ使いやすさがある」
一方、こちらの2人が持っているのは…。
※こちらが自分たちで作ったかさ
佐藤妃奈乃さん「うれしいんですがやっぱり不格好だなと」
藤本恵梨子さん「愛着もわくいつも家に飾っている」
自分たちの手で制作した「すげがさ」です。
四面楚歌では3年前から、「すげがさ」の産地である飯豊町の中津川地区に訪れ生産体験に参加しています。佐藤さんたちもおととしと去年、生産体験に参加していて、直径およそ50センチのかさ1つを完成させました。
5日の本番では、自分で作った飾りつけがないかさで踊りを披露する予定です。
藤本恵梨子さん「中津川のみなさんが2年間連続で教えてくれたのでその感謝として自分が作ったかさを使って笑顔で踊っているところを見せたい」
佐藤妃奈乃さん「かさ作りも楽しかったし楽しかった思いや自分でかさを作ったことを見せながら花笠の楽しさを伝えられたらと思う」
いよいよ5日から始まる山形花笠まつり。迫力ある踊り、そして、踊り手の「かさ」にも注目して楽しんでみてはいかがでしょうか?

