KNB北日本放送

写真拡大

耳の不自由なお年寄りも手話を使ってサービスを受けられる住宅型の老人ホームが、あす富山市にオープンします。障害があっても人生の最後まで心豊かに過ごせる場所として関係者は期待を寄せています。

富山市蓮町にあすオープンするのは、住宅型の有料老人ホーム「手と手のほほえみ」です。今週、開所式が行われ関係者が完成を祝いました。特徴は「耳の不自由な人のための老人ホーム」だということ。施設には手話が堪能なスタッフがいて、手話でやり取りをすることができます。

県聴覚障害者協会 橘勇一理事長
「これから利用者のみんなが、手話で会話を楽しみながら時間を過ごすことができると思います」

また介助が必要などの意思を伝えるとき、音に加えて目でも確認できるようフラッシュで知らせる設備を備えていて、同様の設備は災害時にも使われます。この施設の向かいには、2014年にオープンした耳の不自由なお年寄りのための富山型デイサービス施設があります。ただ年を重ねて別の施設に移ることになった場合、これまでは手話が使えず孤立してしまうこともあったといいます。

施設の運営に携わる 金川宏美さん
「最後まで手話でお話をする仲間たちと過ごせる、そういう施設があったらいいなというふうにずっと思っていました」
「遠慮なく我慢なく、なんでも話して欲しい、私たちはその手話を読み取って一生懸命にお聞きしたいと思っています」

耳の不自由なお年寄りのためのこうした施設は、北信越5県で初めてだということです。