原英莉花(C)共同通信社

写真拡大

【ISPSハンダ・スコットランド女子オープン】

【もっと読む】今季ほとんどのスタッツで凌駕 久常涼が“憧れの先輩”松山英樹を完全に追い抜く日

 首位から7打差の3位タイでスタートした原英莉花(27)が初の最終日最終組で崩れた。

 前半は惜しいパットがことごとくカップをかすめるなど2バーディー、4ボギーでスコアを落とすと、後半も17番までに3ボギー。10位タイまで順位を下げたが、518ヤードの最終18番パー5で2オンに成功し、2パットのバーディーで意地を見せた。通算1アンダーで米女子ツアー自己最高の8位タイでフィニッシュし、「リンクスの難しさを痛感した一日でしたけど、最後はバーディーが取れて悪い中でもよかったかなと思います。全英でもコースと向き合って、頑張ります」と笑顔ものぞかせた。

「米ツアールーキーの原はここまで、15試合に出場してトップ10入りが4度。今大会は最終日に崩れたとはいえ、試合ごとに異なる芝質にも対応している。今大会前までのスタッツは平均飛距離272.24ヤードで31位。飛ばし屋揃いの米女子ツアーでは立派だし、パーオン率71.56%は日本勢トップです。原は昨年、国内ツアーの単年シード権を放棄して、下部ツアーに参戦。見事にレギュラーツアー昇格を勝ち取りました。厳しい下部ツアーに飛び込んで戦った経験や自信が生きているのは間違いないでしょう」(ツアー記者)

 そんな原が現在、「ランキング1位」に躍り出ているのが、「ROOKIE OF THE YEAR POINTS」だ。文字通り、今季の新人王を争うポイントレースで、今大会前の段階で原は366ポイント。スポット参戦した昨年の米女子ツアー「ロッテ選手権」を制し、新人王の大本命とされた2位のファン・ヨウミン(韓国)に52ポイントの差をつけている。そのヨウミンは通算9オーバーの42位タイでホールアウト。さらに差を広げた。

 日本勢の新人王は、2024年に西郷真央が獲得。1990年の小林浩美以来34年ぶりに戴冠すると、昨年は山下美夢有が受賞。原が続けば、3年連続で日本勢が手にすることになる。

 次戦は30日に開幕する全英女子オープン。今季最後のメジャー大会で上位を狙う。