「静岡の元教師すぎやま」氏が自身のYouTubeチャンネルで「教師を辞めて後悔したこと5選、元中学校教師が本音を教えます」を公開した。動画では、13年間の公立中学校での教員生活を経て起業した同氏が、公務員を辞めたからこそ痛感した厳しい現実や、最も伝えたかった「本当の後悔」について赤裸々に語っている。

動画の冒頭、すぎやま氏は「教員辞めるなんてもったいない」という世間の声に対し、自身の経験を踏まえて後悔した5つのポイントを解説。まず挙げたのは「給料がなくなった」こと。授業がうまくいっていなくても、ボーナスを含めて毎月決まった日に確実に振り込まれる公務員のありがたみを、退職して初めて理解したという。

続いて、起業直後に見舞われた「自己破産寸前まで陥った」経験を告白。コロナ禍の全国一斉休校要請により、立ち上げたボイストレーニングなどの仕事がすべて消滅し、収入がゼロに。毎月赤字が続き、弁護士事務所を自転車で回るなど「本当に自ら命を絶つことも考えました」と、当時の切実な状況を振り返った。さらに、クレジットカードの審査や賃貸契約が通らなくなる「社会的信用がゼロになった」ことや、最後に担任した生徒たちの「教え子の卒業を見届けられなかった」ことなど、リアルな痛みを列挙した。

しかし、すぎやま氏が動画を通して最も伝えたかった1番の後悔は、「もっと早く辞めなかったこと」だった。教員になって1年目で辞めたいと思いながらも、給料や信用を失う恐怖から13年間も働き続けたと語る。退職後に数々の苦労を経験したものの、「給料も信用も仲間も全部後からどうにでもなる」と力強く断言。唯一取り戻せないのは「時間」だとし、「もっと早く動いてたらもっと色々できたかもしれない」と本音を吐露した。

最後には、仕事を辞めようか悩んでいる視聴者に対し、「本当になんとかなるんだよ、生きてたら」と温かいエールを送った。安定を捨てる恐怖と向き合い、自らの手で人生を切り開くことの重要性を説く、熱いメッセージで動画を締めくくっている。

チャンネル情報

コロナで自己破産寸前のドン底におちいるがそこからバズって起死回生。現在は教育系インフルエンサー、SNSコンサルタント、教育評論家として活動している。