『VIVANT』の福澤克雄監督

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 7月26日から待望の第2シーズンが放送される『VIVANT』。前作を上回るスケールが期待される一方で、撮影現場ではアクシデントに見舞われていた……。フジテレビのドラマ撮影中に起こった橋本愛と佐藤二朗をめぐるハラスメント報道が波紋を広げるなか、TBSの看板ドラマでも起きていたという現場の異変。事実関係を本人に直撃すると─。

【写真】直撃取材に応じた『VIVANT』の象徴

 7月26日から2クール連続で堺雅人が主演する日曜劇場VIVANT』第2シーズンが放送される。前作では謎が謎を呼ぶストーリーや壮大な演出、豪華なキャスト陣が注目を集め、SNSでは考察があふれた。最終回は世帯視聴率19・6%(関東地区)を叩き出すなど“VIVANT旋風”を巻き起こした。

VIVANT』にトラブル

「物語は堺さんが演じる気弱な会社員・乃木憂助が130億円の誤送金事件をきっかけに、自衛隊の極秘諜報組織『別班』の隊員として、謎のテロ組織『テント』と自身の宿命に立ち向かう壮大なストーリーです。モンゴルでのロケによる大迫力の映像も話題となりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 ドラマは異例の2クール連続放送が決まったが、さらに続編の噂もあるようだ。

「'27年の年明けには劇場版の公開が控えているのではないかといわれています。というのも、'23年9月に『VIVANT』の監督であり原作者の福澤克雄監督が“以前から第3部まで考えて作っている”ことを明かしていたんです」

 放送前から期待値が高い『VIVANT』だが、撮影中に、とある“アクシデント”に見舞われたという─。

「第2シーズンでも監督を務める福澤さんが、途中で現場からいなくなってしまったんです。作品の“象徴”ともいうべき監督の不在に、現場も騒然としていたといいます」(TBS関係者)

 福澤監督といえば、'89年にTBSテレビに入社し、『3年B組金八先生』シリーズや、『砂の器』、『華麗なる一族』などのヒットドラマの制作に携わった名物テレビマン。

「'13年に放送された『半沢直樹』は、最高視聴率42・2%と驚異的なヒットを記録。ドラマ制作だけでなく、'08年には、『私は貝になりたい』で初の映画監督も務めました」(前出・スポーツ紙記者)

 '23年11月に公開された、「集英社オンライン」のインタビューでは、ドラマ制作への思いを語っていた。

「10話で4億円だったはずなのに、すぐに4億5000万円、さらに5億円と予算が膨れ上がってしまう世界です。そこで予算を抑えるために、下請けの制作会社に任せっきりになる。

 そこに執心すると、こぢんまりとしたドラマしかできないし、テレビ局から制作のノウハウも失われてしまう。悪循環でしかないと指摘しています。ならばここで一発、世界に向けて勝負しようと制作したのが『VIVANT』でした」

直撃取材で口を開いた福澤監督

 この作品は今までのTBSドラマでも類を見ない、膨大な予算をかけて制作したという。局としても勝負をかけた超大作の現場に監督がいないのは、どう考えてもおかしい。いったい何があったのか。

「ドラマは昨年の夏ごろから撮影を始めていたんですが、海外パートの撮影が終わって日本での撮影中に、福澤監督が現場の若手スタッフからパワーハラスメントを訴えられてしまったそうです。

 事態を重く見た上層部が現場へ行くことを禁じたため、それ以降は監督抜きで撮影を続けるしかなかったんだとか。信頼するプロデューサーや演出スタッフに遠隔で指示を出しながら、何とか無事に撮影は終了したといいます」(前出・TBS関係者、以下同)

 学生時代はラグビーに没頭し、“ザ・体育会系”の環境で育った福澤監督。昔から仕事に対して厳しいことで知られていた。

「福澤監督は、先輩や上司から厳しく教えられてきた世代です。プロ意識も非常に高い方なので、現在の現場でも妥協を許さず、スタッフや演者に高いレベルを求めるんです。ご本人は指導のつもりで言ったことだったのかもしれませんが、若手スタッフにはハラスメントと捉えられてしまったのでしょう」

 わが子のように愛を持って臨んでいた作品に最前線で携われなくなってしまい、ショックも大きかっただろう。今何を思うのか、7月上旬、自宅から出てきた福澤監督に声をかけると、

「局から他言しないようにと言われているので、会社に聞いてください」

─いろいろと言いたいことがあるかと思いますが?

「言いたいことは、特にないです」

 TBSにもパワハラの事実関係を確認すると、

「ドラマの撮影期間中に、職場環境改善のための調査を行いました。その際、福澤が一時、収録現場を離れていたことは事実です」

 と、回答があった。

 橋本愛と佐藤二朗をめぐる一連の報道は、それぞれが言い分を主張したことでなかなか収束しなかった。福澤監督は“言いたいことはない”と明かしていたが、はたして─。

週刊女性2026年7月28日・8月4日号