突風・大雨に猛暑が追い打ち 久留米市の農家「再建したいがメドが立たない」福岡
福岡県久留米市は13日まで6日連続で猛暑日を記録し、危険な暑さとなっています。7月初めに突風で倒壊し、その後、大雨に見舞われた久留米市北野町の農業用ハウスも、猛暑による打撃を受けています。
福岡県久留米市です。13日午後3時過ぎに36.1℃の猛暑日を記録しました。6日連続の猛暑日です。
福岡県内ではほかにも、太宰府市で37.0℃、行橋市で36.3℃、飯塚市で36.1℃など、7つの観測地点で猛暑日となりました。
■八木菜月アナウンサー
「こちらの農業用ハウスは、先日の突風で骨組みが曲がったままになっています。野菜を見てみますと、暑さの影響で葉が焼けてしまっています。」
7月初め、突風の被害を受けた30棟近い農業用ハウス。そのうち5棟は完全に倒壊し、1棟は半倒壊しました。
さらに突風の直後には、線状降水帯の発生に伴う大雨に見舞われたのです。
ハウスで小松菜や春菊を育てている、農家の轟さんに聞きました。
■八木アナウンサー
「一帯が、本当は収穫できるはずだったということですよね。」
■被害に遭った農家・轟 樹さん
「全部廃棄になります。」
本来は突風が起きた翌日に収穫できる予定だった小松菜。突風の直後に降った大雨でハウスの中に水が入り込み、このところの猛暑もあって、根腐れが進んでいました。
■轟さん
「この辺りは病気になっている。出荷できないし、根腐れも起きている。」
廃棄される小松菜の量はおよそ8000袋分に上るといいます。
■轟さん
「(被害は)4000万~5000万円くらい。(ハウスを)建て直す分と、ビニールや遮光ネットを含めて。」
被害が小さかったハウスでも、日差しを遮るためのネットが飛ばされているため、この暑さで葉が焼けてしまう恐れがあります。
中東情勢などの影響で、遮光ネット調達の見通しは立っておらず、倒壊したハウスの再建にもまだ時間がかかりそうです。
■轟さん
「本当は再建をしたいのですがメドが立っていないので、この先どうなっていくか全く分からないです。」
風と雨、そして太陽。本来は作物に恵みを与えるはずの自然が、農家を翻弄しています。
