気象予報士の松浦悠真氏が、YouTubeチャンネル「マニアック天気」にて「【台風活動活発化】9月ごろまで台風発生しやすい? 半年先までの見通し|台風長期予測」と題した動画を公開した。動画では、海外の予報機関のデータを用いながら、向こう半年間の台風発生傾向について、「全体としては少ない予測だが、9月までは発生しやすい」という見解を解説している。

現在、台風の発生ラッシュとなっており、今後の動向に注目が集まっている。松浦氏はまず衛星画像を示し、エルニーニョ現象の影響で海面水温が非常に高く、熱帯の対流活動が活発になっていることを指摘。さらに、インド洋側からモンスーンの西風が強く吹いていることで「低気圧性の循環になりやすい」と述べ、台風の卵が発生しやすい状況であることを説明した。

続いて、ヨーロッパの予報機関であるECMWFの半年先までの長期予測データを紹介。8月から翌年1月までの6ヶ月間の予測では、気候値(平年値)に比べて台風の発生個数が「少なくなる」と示されている。しかし、松浦氏は「日本のこの台風シーズンについては、結構台風の数っていうのは多くなるんじゃないかなと思っている」と独自の視点を提示する。

その理由として、8月から10月の3ヶ月平均の資料を提示した。日本の南東海上から南太平洋にかけて低気圧性の循環が明瞭に出ており、秋の前半までは台風が非常に発生しやすい状況だと解説。一方、11月から1月の図では、フィリピン付近が高気圧性に変わることを指摘し、この冬にかけての減少傾向が強く反映されることで「6ヶ月全体の傾向が少ないという風な予測になっている」と分析した。

松浦氏は、今年は早いペースで台風が発生していることにも触れ、「10月以降に極端に数が減って平年並みぐらいに落ち着く」としつつも、9月くらいまでは発生しやすい状況が続くと結論付けた。半年間の平均データに惑わされず、秋口にかけて日本へ接近する台風の増加に警戒を呼びかける、専門家ならではの説得力ある解説となっている。

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