JRT四国放送

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徳島市がペットボトルの単独収集を開始してから2ヵ月あまりが経ちました。

この新しいルールは、市民の意識や街の景色をどのように変え始めているのでしょうか。

現状と課題を取材しました。

飲み終えたペットボトルのラベルとキャップを外し、中をゆすいで、それぞれ別のごみ箱へ。

徳島市でペットボトルの単独収集が始まって2か月あまりが経ちました。

市民の間にはどれほど定着しているのでしょうか。

ペットボトルの収集日だった月曜日の午前8時。

市内の集積所を訪れてみると、ゴミ袋を手にした住民の姿がありました。

集積所の中には多くのペットボトルが集められています。

午前8時半過ぎ、ごみ収集車が到着。

今でこそスムーズに回収されていますが、時計の針を1カ月ほど巻き戻してみると、当時の集積所にはこんな光景が広がっていました。

「オーライ」

単独収集が始まった直後、ゴミ袋の中にはラベルやキャップが付いたままのペットボトルも多く、この地区では約4分の1に警告シールが張られ、収集されずに残されていました。

それからさらに1か月以上が経過した現在。

こちらの場所では、ほとんどが正しく出されていますが、一部は今もなお、ラベルやキャップがついたまま。

集積所に残されていくもの見受けられました。

収集車が去った後に周辺の集積所を確認してみると、この日、取り残されたものの、他に前回回収されなかったものがそのまま放置されている場所もありました。

現状について市の担当者は…。

(徳島市環境政策課・辻哲大 課長補佐)
「(これまでは)カン、ビン、ペットボトルのまま出されていることが多かったが」
「今はキャップやラベルは付いている状態や、一部だけキャップやラベル付いているままで出されているがために残されていく」
「もう一息、みなさんの協力をいただきたい」

一方、この新しいルールに街の人は。

(街の人)
「女房はキャップとレッテル(ラベル)を全部外している」

(街の人)
「エコでいいと思う。ちょっとめんどくさいけどルール上、守るようにしている」

(街の人)
Q.ペットボトルとラベルを分けて出している?
「いや、分けていない。面倒くさいが勝つ」

(街の人)
「私はそれ(キャップとラベルを剥がすのに)慣れていたので、それが普通」
「ラベルを剥がすのがやりにくい」

(街の人)
「今まで通りで普通。自分の感覚としては。ペットボトルを活用することは大事なんやなあと(思う)」

また、徳島市で妻と3人の子どもと暮らすこちらの男性は…。

(徳島市在住の男性)
「ペットボトルについては(単独収集開始)前からやっていたので、そんなに苦にはならない」
「(ペットボトルは)カン、ビンと前は一緒だったが分けないといけないので、子どもたちにも徹底するようにという話はしている」
「こうやって徳島市の分別表を貼って分別するようにしている」

Q.手間に感じることはない?
「これぐらいの手間であれば(大丈夫)ただ、なかなか子どもたちはペットボトルをほったらかしです」

こちらの家庭では、単独収集の開始に合わせて、専用のごみ箱を新たに設置しました。

ラベルとキャップを外す。

このひと手間が、市民の間で少しずつ日常の習慣となり始めています。

こうした市民らの協力によって、4月に収集されたペットボトルのリサイクル率は約70%となりました。

(徳島市環境政策課・辻哲大 課長補佐)
「(リサイクル率が)4月から70%というのは、概ねいい数字だと思ってる」
「去年1年間でいうと25~30%ほどのリサイクル率だったので、去年と比べると大きく上昇していると思う」

大幅な改善が見られる一方で、分別されず、取り残されたペットボトルが集積所に残り続けるなど、定着への課題があるのも現実です。

(徳島市環境政策課・辻哲大 課長補佐)
「チラシを配ったりしながら啓発をしたり、ゴミ置き場について看板などを設置している」
「(収集されていなければ)みなさんで分別をやり直してもらって、改めて適切な日に出してもらえたら」

資源循環の推進に向けて確かな一歩を踏み出した今、私たち一人一人のほんの少しの行動と、行政の地道な周知活動が今後の定着のカギを握っています。