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無限大ともいえるカスタマイズの選択肢

ベントレーのカスタマーにとって、同社のパーソナルコミッショニング部門である『マリナー』(Mulline)の存在は、常に強く意識されているものだ。

【画像】マリナーが本領発揮!日本向け10台限定車『ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー』 全46枚

まさに無限大ともいえるカスタマイズの選択肢と、それによる究極のラグジュアリーを提供するマリナー。その歴史は16世紀に馬車の製造を始めたことでスタートし、時代が20世紀を迎えるのに前後して自動車の世界へと進出。


ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー    平井大介

スタイリッシュなボディや高級なキャビンを独自にデザインし、また、それを製造するコーチビルダーとして様々な作品を残していくことになる。

マリナーが最初に手がけたベントレーは、1923年に発表された『3リッター』だった。

彼らのコーチビルドを受けたベントレーの人気は高く、1950年代には『Rタイプ・コンチネンタル』や、そのシャシーをベースに4シーターのキャビンを組み合わせた『フライングスパー』といったモデルも誕生。マリナーとベントレーのパートナーシップはさらに密接なものになっていく。

現在ではベントレーの社内部門としてその名が継承されているマリナーだが、彼ら卓越した創造力やクラフトマンシップから生み出されるモデルの魅力は、今も変わることはない。

いや、様々な最新テクノロジーが駆使されることによって独創性やクオリティは、ベントレーの進化とともに年々さらなる高まりを見せていると言えるのだ。

日本市場のために10台のみ製作

その一例として今回紹介するのが、日本市場のために10台のみが製作された『ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー』だ。

『ベンテイガ・アズールV8』をベースとするそれは、花嫁が結婚式で身に着けると幸せになるとされる『Something Four(Old/New/Borrowed/Blue=古いもの/新しいもの/借りたもの/ブルーのもの)』に着想を得てネーミング、そしてカスタマイズされたモデルだ。


ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー    平井大介

パワーユニットはベースモデル同様、3996ccのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、550psの最高出力と770Nmの最大トルクを発揮。0→100km/h加速で4.5秒、最高速では290km/hを可能とするアズールV8の運動性能、そして快適性はプレミアムSUVとしてはまさに非の打ちどころがない。

しかし、このような特別なモデルを紹介するのに、その走りを深くレポートするのは全く無意味なことだろうから、その基本性能があればこそマリナーが主張する究極のラグジュアリーが成立することを改めて認識した、というだけに留めておこう。

まさにキャビンは感動の空間

『アイス』と呼ばれるクールなメタリックホワイトのボディカラーは、ベンテイガがエクステリアデザインで演出する上質感を、さらに印象的なものとしている。同色に仕上げられたブレーキキャリパーも、このモデルの特徴だ。

さらに今回の取材車には、オプションの22インチ径10スポークホイールやセルフレベリング式ホイールバッジ、そしてLEDのウエルカムランプなども装備されていた。


ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー    平井大介

このボディに包み込まれるキャビンは、まさに感動の空間だった。

メインハイドに『リネン』、セカンダリーハイドに『グラヴィティグレー』という組み合わせの内装は、実に端正でかつエレガントな雰囲気。

インストゥルメントパネルフェイシアやドアのウエストレイル、センターコンソールなどに『ピアノリネン』を採用したことで、究極のラグジュアリーの中にもスポーティな感覚が共存しているのも大きな魅力だ。

テーマを象徴するライトブルー

また、『サムシングブルー』のテーマを象徴するライトブルーを、シートやヘッドレストのパイピングやベントレー・ウイングの刺繍などにあしらう手法も、この特別なモデルならではの特徴。そのインテリアの色調や素材の高級感は、確実に女性ユーザーの心を捉えるに違いない。

他にも、パッセンジャーシート前方に備わるインストゥルメントパネルフェイシアに、『変わらぬ愛』が花言葉となる『ブルーベル』をモチーフとした、クローム&ブルーのビスポーク・オーバーレイをレイアウトし、サテン&クローム仕上げの専用トレッドプレートなど様々な演出が施される、『ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー』。


ベントレー・ベンテイガ・サムシングブルー・コレクションbyマリナー    平井大介

それはベントレーというブランドがマリナー部門とともに生み出した新たな、そして特別な世界観を感じることができた1台だった。これがまさに、高級車の世界だ。