2日前加入発表の川が先発で存在感…J1規格のプレーで奈良に大勝呼び込む
26日の発表からわずか2日後の試合。先発に名を連ねた川は4−2−3−1の布陣の左サイドハーフで出場すると、派手さはないものの、数人に囲まれてもほとんどボールを失わない冷静なボールさばきと質の高いパスで攻撃のリズムをつくった。
自身と同じガンバ大阪アカデミー出身の川のプレーについて、奈良の大黒将志監督は「(川)修平はずっと移籍手続き待ちでしたが、ようやく今週、手続きが完了しました。準備もできていましたし、チームの戦術も理解しています」と明かした上で「修平のところで時間もできますし、賢いプレーを選択してくれます。判断も早い。だから、そのときにベストな選択ができる」と解説した。
さらには「全員が修平ぐらいのクオリティーがあると、すごくいいサッカーになる」と強調。「(練習で)一緒にボール回しをしても、僕のほうが上ですが、僕に近いレベルでできるのは修平ぐらいなので」と話して報道陣を笑わせた。
一方、昨季プレーしたJ1、東京ヴェルディへの期限付き移籍期間が1月初めに終了してから、奈良加入が正式に決定するまで時間がかかったことについて「いろいろな僕の周りの方に助けられました。奈良クラブもそうですし、そういった方々にこれから恩返ししたい気持ちです」と明かした川は、「僕もまだまだだというのは感じますし、コンディションとかを言っている場合じゃないと思います。引き締めてやっていきたいなというのが今日の試合の感想です。得点も狙っていきたい」と意気込みを口にした。20歳で海を渡ったテクニシャン。24歳でたどりついた奈良の地で、自身もチームも引き上げるつもりでいる。
取材・文=北川信行
