コートはたくさんあるのに、着るのはいつも同じ1〜2着。そんな経験はありませんか? 年間20着で暮らす“ゆるミニマリスト”のやまこさん(39歳)は、北海道に住みながらも冬のアウターは「2着あれば十分」と感じるようになったそう。詳しく伺いました。

コートは「2着だけ」で十分だった

1着目は、黒のロングコート(写真右)。

【写真】 着まわしを考えなくていいアウター

きれいめにもカジュアルにも合わせやすく、普段の送迎や買い物はもちろん、学校行事までこの1着で対応できます。防寒性もあり、出かけるときに活躍しています。

もう1着は、カーキのジャンパー(写真左)。

カジュアルなオーバーサイズデザインなので、ニットや厚手のスウェットを重ねてもきつくならないのがうれしいポイント。

冬の屋外イベントや子どもの習い事(わが家はアイスホッケーを習っているので極寒)など、とくに寒さが厳しいときは、夫のインナーダウンを借りて中に重ねることで、防寒対策をしています。

タイプの異なる2着をもつことで、きちんとした場面とカジュアルな場面をそれぞれカバーできます。さらに色が違う分、中に着る服が同じでも雰囲気を変えやすいので、コーデの幅が広がります。

北海道に住んでいるので、真冬の寒さが厳しい日に「正直ダウンがあったらもっとラクだろうな」と感じることもあるけれど、着る場面や頻度を考えると2着あれば十分かなと思います。

着まわしを考えなくていいから朝がラクチン

もっているアウターは、流行り物や奇抜なデザインではなく、ベーシックな色と形のもの。だからこそ、中になにを着ても合わせやすく、長く着られると感じています。

コーデを選ぶときに気をつけているのは、服の色を基本的に3色以内に抑えることです。理由は色を使いすぎると、まとまりにくくなると感じたから。色を増やしすぎないことで、「これ、合うかな?」と考える時間が、ほとんどなくなりました。

朝は、アウターを選ぶというより、着ている服の上に羽織るだけ。忙しい朝に「考えなくていい」だけで、気持ちがラクになりました。

手入れやクリーニングの手間が減った

アウターが2着だけだと、管理の手間がぐっと減ります。冬のアウターはクリーニング代もかかるし、お店に出して、取りに行って…正直かなり面倒に感じていました。

そのため、以前は「家で洗えるから」と、自宅洗いできるアウターを選んでいた時期も。けれど、型崩れが気になったり、乾くまでに時間がかかったりと、思った以上にモヤモヤすることが多かったんです。

それなら、枚数を減らしてプロにまかせたほうがラク。そう考えるようになってからは、最小限の枚数だけをクリーニングに出すのが定番になりました。

自宅でのお手入れも同じで、消臭スプレーをかけたり、毛玉を取ったりなども、枚数が少ない方がラクにできます。

管理やお手入れのことまで考えると、今の私にはアウターは2着がちょうどいいと感じています。

「買って後悔したアウター」の共通点

今思えば、着なくなったアウターには共通点がありました。

・重すぎるコート
肩がこりやすく、手に取らなくなりました。

・冒険しすぎたカラー
かわいいけれど、手もちの服と合わせにくく、飽きやすかったです。

・気ぶくれするダウン
暖かいけれど、着ると太って見えるのが気になりました。

・ポンチョタイプのアウター
北海道の冬では、すき間風が寒くてつらかったです。

防寒対策、動きやすさ、手もちの服との相性。毎日着るものだからこそ、「ムリなく着られるか」が大事だと感じます。

着なくなったアウターには、ひとつひとつ理由がありました。その理由を振り返ることで、今の自分に合う基準がはっきりしてきた気がします。

アウターを選び「3つの基準」

私のアウター選びの基準は、まずは軽いことです。

肩がこらない、動くときにストレスにならないなど、毎日着るものだから、着心地のラクさはとても大事です。買うときは必ず試着し、チェックするようにしています。

次に2着もつなら色味を変えること。

私はブラックとカーキの2色で、どちらも好きな色にしています。違う色のアイテムをもつことで、コーデの幅が広がるのでおすすめです。

最後にベーシックで長く着られるデザインか? ということ。

流行っているかより、「なんにでも合うか」を基準にしています。いろいろなアイテムを試してベーシックなデザインに落ち着きました。

アウターを減らして、暮らしをラクに

アウター2着で過ごしていますが、少なくて不便ということもなく、全然問題なし!

枚数が少ないと、朝のコーデ選びがラクになり、管理の手間も減って、気持ちまで軽くなります。大事なのは数ではなく、自分の暮らしに合っているかどうかだと感じました。これを機にクローゼットのアウターチェックしてみませんか?