孫へのおもてなしは簡単に。「無理するのをやめて」心が軽くなる、60代のご自愛習慣3つ
「昔はできていたことも、今は大変になったと実感しています」と話すのは、夫と義母のシニア世代3人で暮らす整理収納アドバイザー・原田さよさん(現在60代)。ここでは、そんな原田さんが年末年始のあわただしさが落ち着いた頃に行っているという、自分を労わるための習慣について語ります。遊びに来た孫たちとのコミュニケーションや自分時間の過ごし方など、心を軽くするアイデアをぜひ参考に。

1:「やらなくてもいいこと」をたしかめる

年齢を重ね、これまでできていたことを、これからも同じようにこなす必要はないと思っています。もしみなさんにToDoリストがあるなら見直して、「これは今やらなくてもいい」という項目をチェックしてみましょう。
たとえば私は、大掃除やおせちづくりも、今の自分に無理のないように見直しました。
掃除は11月の温かいうちから少しずつ進め、年末に間に合わなかったところは「もう春にやってもいいか…」と思うことにしたのです。また、手づくりにこだわっていたおせち料理も、年々レパートリーを減らし、ここ数年はまったくつくらなくなりました。おもちは家族全員が好きなので、お雑煮だけはたっぷりつくりますが、あとはなし。好きなお節料理のいくつかを、近所のスーパーで調達しただけです。
また、孫たちが泊まりに来たときも、無理はしなくなりました。外食を1回、お寿司の出前を1回といったようにラクな方法を取り入れたら、余裕をもって娘一家を迎えられるようになりました。
2:ひとり時間を肯定し、自分を労る

自分を労る時間も、ぜひ意識してつくってみてほしいです。家族がいても、なにかしら問題を抱えていても、自分ひとりの時間は最優先に。夫と義母との3人暮らしをしている私ですが、たとえわずかでもひとりになれる時間があると、日頃の小さなモヤモヤが薄まってきり替えられた、ということが何度もありました。
また、「これをやればひとりでも十分気分転換できる」ということをいくつかもっていれば、年齢を重ねて行動範囲が狭くなっていっても自分を労ってやれるし、モヤモヤすることがあっても、悪い方へ考えなくてすむと考えています。
ひとりでフラッと出かけるのが私の理想なのですが、いつもそううまくはいきません。そんなときは、娘が結婚して家を出たあとの部屋を片付けてつくった自室にこもり、好きな映画を視聴しながらちょっとぜいたくなお菓子を食べて楽しんでいます。
また、調子に乗って動きすぎて疲れてしまったときは、アロマキャンドルに火をつけ、ぼーっとする時間をつくっています。100円ショップで買ったキャンドルとホルダーでも、ゆらゆら揺れる火を見ていると、心が静まってくるのがわかります。
3:書くことで気持ちを整える

「去年の感謝」と「今年の願い」をざっくり書き出してみるのもおすすめです。年末年始にする人が多いかもしれませんが、私は日常が戻ってきた1月の連休明けくらいから、文字にしてみることが多いです。
手書きが理想ですが、それが無理なら、スマホのメモ機能を使って打ち出してみるだけでも違うと思います。自分の気持ちを客観的に見つめられるのが、文字にすることの最大の効果であるのは変わりませんから。「よかったこと」と「ちょっと後悔していること」に分け、思いつくままに箇条書きにするだけでもすっきりするし、今後の暮らしに役立つヒントが見つかる場合もあります。
50代の10年で手放してきたことと60代の今とでなにが違うかな…と考えた際にわかったのは、今の方が「人生で元気に動ける時間を具体的に意識するようになった」という点です。
あれもこれもやってみたいという気持ちではなく、それとこれとができれば十分幸せというぐらいに目標をゆるく設定したら、なにを手放せばいいかもわかりやすくなりました。ぜひ皆さんも、年末年始のにぎやかな日々から日常へ戻った今、心のなかを整えてみてほしいです。
