JRT四国放送

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2025年1年の県内の出来事を映像とともに振り返る「プレーバック2025」。

今回のテーマは「県政」です。

国際定期便の就航や新ホール整備計画など、「県政」をめぐる動きを振り返ります。

■国際化元年

(海外からの観光客)
「香港」「香港」「韓国」

1月、県内の観光地は多くの外国人観光客で賑わっていました。

2024年11月以降、香港や韓国とを結ぶ国際定期便が立て続けに就航し、インバウンド需要は増加傾向に。

「国際化元年」に向けた県の取り組みは、好スタートを切りました。

■新ホール「藍場浜」で新協定

(後藤田知事・4月)
「(新協定締結は)徳島市長のご英断に心から敬意を表したい。(新ホール整備に向け)大きな一歩、スタートが切れたと」

新ホール整備計画も、新たなスタートを切りました。

4月、県と徳島市は新ホールの整備を巡り、文化センター跡地で整備するとした、これまでの基本協定を終了させ、建設地を「藍場浜公園西エリア」とする新たな基本協定を結びます。

建設地変更は、中心市街地のまちづくりの見直しを図る、後藤田知事の構想に端を発したものでした。

■事業者を公募するも…不調

5月には設計・施工を一括して行う事業者の募集を開始。

事業費は約172億円、完成時期は2030年の2月末としました。

しかし・・・。

(後藤田知事・7月)
「全国で入札不調が頻発化しております」
「どういった形にしていけば、新ホールが早く建つのかということを早急に研究したい」

結局、締め切りまでに参加を表明する事業者は現れず、県は公募を中止します。

要因として後藤田知事は、建設業界の労働力不足などを挙げ「驚きはしない」と発言。


事業者の再公募を行う方針を示したものの、先行きへの不安が徐々に広がり始めます。

一方で、好調だった国際便にも突如、暗雲が立ち込めます。

■「うわさ」の影響で香港便休止…さらに

「夏に日本で大災害が起こる」

香港内で広まった噂の影響で、香港便の搭乗率は急降下。

結局、就航からわずか10カ月で、香港便は全面運休となりました。

11月には運航会社に対し、県が赤字補填を重ねていたことが発覚。

守秘義務を理由に議会に報告せず、税金を投入していたことに疑問の声が相次ぎました。

■夏の参議院選挙

(無・現 広田一 氏)
「政治を変えるとは、税金の使い方を変えることであります」

物価高対策が最大の争点となった、夏の参議院選挙。

合区の徳島・高知選挙区からは4人が立候補しました。

(参政党・神谷宗幣 代表)
「1・2・参政党」

全国で台風の目となった参政党が、県内でも大きな注目を集めたものの・・・。

結果は、無所属で現職の広田一氏が、危なげなく再選を果たしました。

投票率は合区導入以来初めて、徳島・高知両県とも50%を超えたものの、県内の投票率は全国で最下位。

候補者全員が高知を地盤としていたため、関心の高さが投票に結びつかず、改めて合区選挙の問題点が浮かびあがる結果となりました。

■初の女性首相

「高市早苗君を、内閣総理大臣に指名することに決まりました」

参院選で大敗した自民党は、高市早苗氏が新総裁となり、そのまま女性初の首相に就任。

一方で公明党は、政治とカネの問題が解消されないとして、四半世紀に渡る連立政権を解消しました。

■県議を盗撮の疑いで逮捕

(10月10日放送・フォーカス徳島)
「連立離脱を受け、公明党県本部の古川広志代表は・・・。」

連立解消を受け、四国放送にもコメントを寄せた公明党県本部代表の古川広志県議。

11月定例会が開会した日の夜、東京都内のホテルで派遣型風俗店の女性の裸などを盗撮した疑いで、警視庁に逮捕・送検されました。

その後、釈放されましたが、公明党を除名処分され、会期中に議員辞職する事態となりました。

■新ホール事業費変更せず「再公募」へ

(後藤田知事・8月)
「できるだけ速やかに、次の再公募ができる準備をするように指示をさせていただいた」

新ホール整備をめぐり県は、建設関係者や業界団体に課題のヒアリングを実施。

コスト面の厳しさや、県の計画に参加するリスクを指摘する声が上がる中、県は金額や工期を変更せず事業者を再公募する方針を示しますが、議員からは厳しい意見が相次ぎました。

(自民党県民会議・北島一人 議員)
「焦りが非常に見える、早いだけがいいんじゃないと思う。ここまで来たら」

(新しい県政を創る会・仁木啓人 議員)
「そろそろね、安くするのは難しいとかの話の一歩手前で、これって見誤ったんじゃないですかって」

(真政会・岡佑樹 議員)
「早くて安くて、そこそこのものを作ってくれなんて誰も思っていない」

それでも県は、10月3日に再公募を開始。

「厳しい」と指摘する意見があった、「事業費」は変更しませんでした。

その結果・・・。

■2回目の公募も不調…それでも

(後藤田知事)
「私が公約に掲げた整備コストの大幅な削減、任期内の工事着手は事実上困難となった」
「一日も早い新ホール完成を待ち望む、県民及び県議会の皆様にご心配をおかけすることとなり」
「この場をお借りして、率直にお詫び申し上げたい」

結局、手を上げる事業者は現れず2度目の公募も中止に。

後藤田知事は陳謝する一方、事業費を増額し3度目の公募を行う考えを明らかにします。

議員からは一度立ち止まり、計画の見直しを求める意見が相次ぎますが・・・。

(後藤田知事)
「(藍場浜公園での整備は)水都のランドマークとして、新たな賑わいの創出も期待できることから」
「本県にとって未来に引き継ぐ良いレガシーになるものと考えている」
「立ち止まることなく、スピード感をもって検討を進め、皆様にご納得いただける案を示したい」

後藤田知事は、藍場浜公園での新ホール整備に強い意欲を見せました。

11月、徳島市中心部で開かれた「徳島おどりフェスタ」には6万人以上が訪れ、子どもたちの笑顔が溢れました。

県都の賑わいづくりは、確かに重要課題の一つです。

しかし、少子高齢化に物価の高騰、地域医療政策など、県政の課題は山積しています。

30年以上に渡るホール問題が依然として議論の中心となる中、こうした課題に本当に正面から向き合えているのか。

今一度、県民の声に耳を傾け、真に必要とされる政策に焦点を合わせた議論が求められています。