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6日、アメリカでは大統領選挙の開票作業が進んでいます。全米538人の選挙人は、ハリス氏とトランプ氏、どちらの候補を選んだのでしょうか。

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11月6日。アメリカでは、異例の大接戦となっている大統領選挙の開票作業が進められています。

選挙戦、両候補の最後の訴えは…

ハリス氏(米・ペンシルべニア州)
「私は意見が異なる人々にも、耳を傾けることを誓います。私に賛成しない人々を、敵だとは思わないからです。全てのアメリカ人のための大統領となることを誓います」

女性初の大統領か。

トランプ氏(米・ミシガン州)
「カマラ(ハリス氏)は国内では経済的苦悩、海外では戦争と混乱、国境では国家を破壊する侵略、世界有数の犯罪者たちが、わが国に押し寄せる状況をもたらした。すぐに終わらせてみせる」

返り咲きか。

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フロリダ州パームビーチの投票所。その近くには大きなトランプ氏の旗を掲げる車が止めてあるなど、熱烈な支持を感じさせます。

支持者
「トランプ氏への支持を示したい。彼は国を救うために懸命に働いているから」

日本時間6日午前2時前。トランプ氏がフロリダ州のパームビーチで、投票を行いました。

トランプ氏
「大きくリードしたという自信がある。そんな接戦にさえならないだろう。きょうは大きな勝利になるだろう」

投票を終えたトランプ氏は、勝利宣言を行うための会場へと移動。その会場には、支持者が集まり始めていました。

トランプ氏はその後、SNSで…

トランプ氏のSNSより
「共和党は本当によくやってきている。このまま頑張ろう。そして投票しよう。今夜は大勝利だ」

自らの勝利に自信を持ち、投票を呼びかけていました。

一方、すでに郵便投票を済ませたハリス氏は…

ハリス氏(ワシントン 5日午後3時半)
「みなさんの生の声が投票につながります」

民主党の選挙本部に立ち寄り、自ら有権者に電話をかけ、投票を呼びかけました。ただ、次のようなハプニングも…

ハリス氏
「お名前は?」

電話から聞こえてきたのは、子どもの声。

ハリス氏
「10年後が待ちきれないわ」

少なくとも4人に電話をかけたというハリス氏。その後、ワシントンにある副大統領公邸で家族と過ごしているとみられています。

アメリカ初の女性大統領誕生となるのでしょうか。

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激戦州の1つ、ノースカロライナ州の投票所。9月にハリケーンが襲った影響で、投票率の低下が心配されていましたが、4日までに州としては過去最多となる440万人以上が投票を終えています。

被災した住民
「(私たちは)カマラに投票しました。一部の人ではなく、全ての人を気にかけてくれると思うので」

被災した住民
「トランプに投票しました。彼は(現政権に比べて)より多くのことを助けてくれると思う」

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現地5日の夕方、日本時間の6日午前8時から、開票がスタートしました。

そんな中、トランプ氏がSNSで激戦州の中で最重要視されるペンシルベニア州フィラデルフィアで、不正が行われているとの主張を始めたのです。

しかし、選挙管理当局は「選挙の不正に関する事実は一切ない」と、即座に否定しています。

日本時間の6日午前。徐々に、開票結果が明らかになってきました。ワシントンにあるハリス氏の集会が行われている会場では、大勢の支持者らで埋め尽くされる中、州ごとの勝利確実が伝えられるたびに、歓声が響きました。

ハリス氏の集会参加者
「多くのアメリカ人が、いい未来を望んでいます」

全米538人の選挙人は、どちらの候補を選んだのでしょうか。アメリカの主要メディアの共同調査によると、日本時間の午後4時現在、ハリス氏は地元カリフォルニア州などや首都ワシントンで、合わせて194人を獲得する見通しです。

一方のトランプ氏は、激戦州のノースカロライナ州とジョージア州、ペンシルベニア州で勝利を確実にし、集会の会場は大盛り上がり。

また、共和党の地盤であるテキサス州やフロリダ州などでも勝利を確実にしました。

「トランプ氏が勝つ確率が95%にのぼった」と報じる地元メディア(ニューヨーク・タイムズ)もあります。

残る4つの激戦州では、どのような結果になるのでしょうか。

(11月6日午後5時ごろ放送『news every.』より)