未解決の女児殺害“服役男”が関与認める 当時取材に応じた男の母親は
17年前、小学2年生の女の子が殺害された事件。6日、別の事件で服役中の男が関与を認めたことが分かりました。番組は当時、男の母親に話を聞いていました。
【画像】小学生狙った同様の手口 元兵庫県警刑事が未解決事件にも男の関与を疑う■加古川事件 同居の母親が証言
殺されたのは、兵庫県加古川市の鵜瀬柚希さん(当時7歳・小学2年生)です。
事件発生は2007年、17年間未解決だった加古川事件について、別の事件で服役中の男が関与を認めたといいます。
「飛松っていいます。一緒に仕事したこともあるんですよ」
取材に応じた男の母親に、飛松氏は「お母さん知ってると思うけど、加古川の事件でも疑われたわけよ」と話しました。
今回、男が関与を認めたとされる加古川事件について、同居していた母親に関与の可能性を尋ねていました。
■元刑事、他の未解決事件にも男の関与を疑う2018年、小学3年生の女の子が殺害された岡山県の津山事件で男が逮捕された直後、母親に取材を申し込んだ時の映像です。
飛松氏「ごめんごめん。飛松といいます」男の母親
「いや、私も飛松さんというから出てきたんです」
逮捕された男の父親は元兵庫県警の警察官。母親も警察の職員で、飛松氏とは同僚でした。
飛松氏は当時から、他の未解決事件についても男の関与を疑っていました。対象が「小学生の女の子」「小型の刃物でお腹を刺す」という手口に類似点があったからです。
2007年、加古川市で鵜瀬さんが殺害された事件にも、男が関与していたのではないか…。
飛松氏「お母さん知ってると思うけど、加古川の事件でも、疑われたわけよ」男の母親
「そうですよね。だけど、そんな全然関係ないもん。『絶対そんなしてない』って」
「(Q.息子さん言った?)うん。面会行く時は『やってない』というから、『本当やね』っていうだけの話。だから、それは信用していましたけどね」
しかし、この時も男は別の事件で服役中に津山事件への関与が浮上し、母親も気持ちが揺らぎました。
男の母親「もう信用しとったのに。そやけど今、私は分からん」
「(Q.息子さんが人をあやめていたとすると?)そうなれば、信じるも信じないもない。申し訳ないというだけです」■男を殺人未遂容疑で逮捕の方針 たつの市事件
この時、飛松氏が疑っていた加古川事件への関与を今回、男が認めたといいます。
飛松氏「類似事件がこの近くで発生している」
男は、加古川事件の1年前に兵庫県たつの市で起きた、当時小学4年生の女の子が刃物で胸などを刺され重傷を負った事件への関与も認めているということです。
兵庫県警は7日、たつの市の事件について、殺人未遂容疑で男を逮捕する方針です。