契約更改に臨んだ中日の草加勝

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 中日の草加勝投手が6日、名古屋市内の選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、200万円減の1400万円でサインした(金額は推定)。

 1年目の今季は登板なし。2月1日に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、リハビリに費やした1年間を振り返り、「チームにもファンの方にも申し訳ない。来年以降はけがをしない体をつくりつつ、チームの勝ちのために腕を振っていきたい」と飛躍を誓った。

 手術後は、下半身のウエートトレーニングなどで体をつくり、6月中旬にネットスローで投球練習を再開。現在は、ブルペンで傾斜を使っての投球練習で状態を上げ、来年5月の実戦復帰を目標に調整を続けている。

 同学年の雄姿に刺激を受けた。今季、プロ初完投初完封勝利を飾った西武・武内や、主に中継ぎとして28試合に登板して、20ホールドを挙げた巨人・西舘らは1年目からフル稼働。「同じ年に入団して、あれだけ結果が出せるっていうのはすごい。来年は、僕も頑張らないとな、と思った」とライバルの活躍を力に変えた。

 来季からは、ドラフト1位の関大・金丸や西濃運輸・吉田ら即戦力候補がチームに加わる。悔しさをバネに飛躍を目指す2年目へ、「まずは2軍での登板になると思うが、結果を出して、来年中にはバンテリンのマウンドで投げられるようにやっていきたい」と強く決意した。