前回紹介した「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)」という製品。容量10000mAhのモバイルバッテリーで、USB-Cケーブルを内蔵し、さらにApple Watch充電器まで搭載しているというモノ。

「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)」は、容量10000mAh/合計最大出力35Wのモバイルバッテリーで、USB-CケーブルとApple Watch充電器を内蔵している。

Apple Watch充電器はバッテリーから起こしても使用可能。

Apple Watchのバンドが伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプなら、こんなふうにモバイルバッテリーに巻き付けるようにして充電できる。移動中でもApple Watchがズレたり外れたりすることもなくて便利。

バッテリーには給電などの状態がわかる小さなディスプレイが内蔵されている。

 これがまぁ便利。たとえば……俺の場合、Apple Watchを毎日身につけてはいない。外出するときだけ身につける感じ。なので、ときどきApple Watchが電池切れになっていたりする。

 え~これから出かけようと思ったのに~、ちょい過去の俺、バカ! でもApple Watchナシで出かけるといろいろ不便だしなぁ……。

 みたいなときに、上記モバイルバッテリーにApple Watchを巻き付けて充電開始。10分もすれば「まあこれならすぐ電池切れにはならない」って程度まで充電できる。

 つまりは急いで出かけたいが、Apple Watchが電池切れ、みたいな状況を、上記モバイルバッテリーが打破してくれるのだ。まあ電池切れにさせてるヤツがバカなんだが、そんなバカな俺を何度も助けてくれているのが「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)」なのである。

 と~っても便利な「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)」であるのだが、これを携帯したくないこともある。このモバイルバッテリーを携帯していれば、iPhoneもApple Watchもほかのデバイスも充電できて安心感が高い。しかしこのモバイルバリーだと力不足という状況もある。

 たとえばiPhoneもAndroidも電池が切れそうで、Apple Watchが電池切れという、俺にアリガチなシチュエーション。iPhoneはクルマでUSB充電するとして、AndroidもApple Watchも移動中に充電となると、上記モバイルバッテリーよりもう少し大容量のモバイルバッテリーを持ち出したい。

 そこで超役立っているのが↓コレ。エレコムの「Apple Watch磁気充電ケーブル(高速充電巻き取りタイプ) MPA-AWMCQシリーズ」である。

Apple Watch磁気充電ケーブル(高速充電巻き取りタイプ) MPA-AWMCQシリーズ」はポケットサイズのApple Watch充電器。これをモバイルバッテリーに接続(USB-C)してApple Watchを充電する。

 Apple Watch充電器はイロイロ持っているが、別途ケーブルが必要な製品だったり、モバイルバッテリーに直差しする製品だったりして、ちょっと使い勝手が良くないというか偏った使い心地だ。

 ケーブル巻き取り式とかのはナイのかなぁと探していたら上記製品発見。モバイルバッテリーと合わせて使ってみたら、あらまあなんとシックリくる使い勝手! ということで愛用している。

巻き取れてスッキリ! Apple Watchの高速充電にも対応!

 エレコム「Apple Watch磁気充電ケーブル(高速充電巻き取りタイプ) MPA-AWMCQシリーズ」のイイところは、まずUSB-Cケーブルを充電器本体にクルクルッと巻き取って収納できること。

 この小さく丸い充電器とモバイルバッテリーなど電源だけ持ち歩けば、いつでもApple Watchを充電できてスッキリ。ケーブルの携帯し忘れということもない。

携帯時の状態。本体から伸びるケーブルが本体外側に巻かれている。端子はUSB-Cで、端子は本体裏面に固定できる。

ケーブル長は約23cm。ちょうどいい長さだと感じる。

 それから「Apple Watchの高速充電」に対応しているのもナイス。Apple Watch Ultra以降や Apple Watch Series 7以降は、条件を満たす電源と充電器を使えば高速充電が可能だ。充電速度が従来のApple Watchと比べて最大33%速くなるそうだ。

フツーに充電中~。5W以上出力できるUSB-C電源につなげば、高速充電対応Apple Watchを従来より速く充電できる。

 具体的な充電時間は、Apple Watch Series 7/8/9 なら45分程度で0%から80%まで充電される。Apple Watch Series 10の場合は30分程度で0%から80%になる。Apple Watch Ultraシリーズの場合は1時間程度で0%から80%になる。

Apple Watchのバンドが伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプなら……

 これは「Apple Watchのバンドが伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプ」ということが条件だが、最初に出てきたモバイルバッテリーは、Apple Watchを巻き付けるように固定しての充電が可能で便利だ。移動中もApple Watchが固定されて確実に充電できるからだ。

モバイルバッテリー自体がやや太めということもあり、伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプのバンドを使ったApple Watchをモバイルバッテリーに固定しつつ充電できる。マグネット吸着させるだけだと不意にApple Watchが外れて充電が進行しなくなったりするが、この方法なら確実に充電し続けられる。

 この充電方法、エレコムの「Apple Watch磁気充電ケーブル(高速充電巻き取りタイプ) MPA-AWMCQシリーズ」だと……ちょっと無理? 試してみたが、無理っぽい。

Apple Watchのバンドで充電器を包むようなことはできるが、面ファスナー部分が留まる対象がないので、しっかりと固定はできない。これだと移動中にApple Watchがズレたりして充電が止まってしまうだろう。

 この丸いApple Watch充電器、マグネット吸着力はそこそこあるので、まあどうにか移動中でも安定してくれはする。だがバンド巻き付け固定ほど安心感がない。輪ゴムかなんかで留めればいいのだろうか……とかアレコレやってたら発見。↓こういう方法である。

充電器とモバイルバッテリーをバンドで巻いて固定! バッチリ安定。

 組み合わせるモバイルバッテリーにもよるが、バンドが伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプなら、しっかり安定させて充電できるのであった。また、↓こんな方法も見つけた。

バンドを少し引き出して、その部分をバンド内側で丸めて、それと充電器をバンドで包むようにして固定した。これでも安定的に充電できる。

 ただ、この充電器、ちょっと不安な要素がある。それはUSB-Cコネクター手前のケーブル部が、かなり急角度に曲げて固定してあること。こーんなにケーブルをグニッて折っちゃって大丈夫なのか? と。

USB-Cコネクター手前のケーブルが急角度で折れて収納される。なーんか不安。

 最初に出てきたモバイルバッテリーも、エレコムの巻き取り式充電器も、Apple Watchユーザーにとって便利な製品だと思う。さらにApple Watchのバンドが伸縮性のあるファブリック・面ファスナー留めタイプなら移動中でも安定的に固定して充電し続けられてさらに便利なのであった。

 ファブリックのバンド、なかなかイイすよ。多くは安価であり、また洗えて清潔に使えたりもしつつ、腕への着脱が容易で、肌への感触も自然。興味があればゼヒ!