いっこく堂 「腹話術ではできませんと本に書いてあった」不可能とされた発音を習得した方法とは
腹話術師のいっこく堂(61)が、1日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。腹話術を始めた頃のエピソードを披露した。
もとは劇団に所属し演技の道を志していたが、将来について悩んでいたと回顧。過去に声まね芸を披露していたこともあり、ピン芸を極める道を模索し始め、腹話術にたどりついたという。「中学校2年のときに、女性警察官の交通安全の腹話術ってありますよね。それを見たときに感動したことがあって、頭にずっと残ってた。独学で、28歳の時に腹話術を始めました」と経緯を明かした。
司会の黒柳徹子から「どんなことをしたんですか?」と聞かれると「最初思ったことは、今まで腹話術の中で発音できなかった言葉、“まみむめも”“ばびぶべぼ”“ぱぴぷぺぽ”。これは唇を使わなきゃ出ないんです。腹話術ではできませんと本に書いてあったんです。でもこれ、できたら良いんじゃない?アドリブもできるし」と説明。「舌を伸ばして、上の唇の裏にくっつければ。この舌が下唇と同じ役割をするんじゃないかって考えたんです」。独自に発音方法を考案し、不可能を可能にしてみせた。
最後に黒柳から「これから挑戦したいことはありますか?」と質問されると「常に心に中に思ってるのは、今までにないことを腹話術でやりたいと思っている」と当時と変わらぬ姿勢で「思っていればいけるかなと」と締めくくった。