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 侍ジャパンは宮崎市内で11月の国際大会「プレミア12」に向けた強化合宿を行い、投内連係とシートノックで内野手が複数ポジションを試した。選出された内野手7人中、遊撃の源田以外6人が複数ポジションを守るユーティリティーぞろい。井端監督は「相手投手を踏まえて、いろんなところで回せると打線を組みやすくなる」と狙いを語った。

 清宮は一、三塁に加え、シートノックでは左翼に入った。本大会は内野に専念するが、日本シリーズ出場組が出ない11月5日の広島との練習試合で左翼を守る。日本ハムでも3ポジションのグラブとミットを用意しており「(複数ポジションを)やってて良かった」と意気に感じていた。何が起こるか分からない国際大会で、緊急事態への保険にもなる。

 追加招集だったためユニホームが間に合わず紅林に借り、フリー打撃では電光掲示にぶち当てる推定130メートル弾も放った。今季は三塁を守ることが多かった小園も二塁に就き、遊撃も含めて「3つ頑張ろうと思います」と語った。(神田 佑)