中国、EUのEV追加関税決定受け入れず WTOに提訴
中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京10月30日】中国商務部の報道官は30日、欧州連合(EU)欧州委員会が中国製電気自動車(EV)に対する追加関税の導入を決定したことに関し、中国製EVに対するEUの反補助金調査には不合理で変則的な点が多く、「公平競争」の名の下で実際には「不公平競争」を行う保護主義的なやり方だと何度も指摘してきたとし、中国はこの最終結果を認めず、受け入れず、既に世界貿易機関(WTO)の紛争解決メカニズムに提訴したと明らかにした。あらゆる必要な措置を取り、中国企業の合法的な権益を断固として守ると表明した。
同報道官はまた次のように述べた。中国は同時に、EUが価格約束について協議を継続する意向を示していることも留意している。中国は対話と協議による貿易紛争解決を常に主張し、そのために最大限の努力をしてきた。現在、双方の技術チームが新たな段階の協議を行っている。EU側が建設的な態度で中国側と共に推進し、「実務的かつバランスの取れた」との原則に従い、互いの核心的な懸念に配慮し、双方が受け入れ可能な解決案とできるだけ早期に達成し、貿易摩擦のエスカレートを避けるよう希望する。