燃料デブリの試験的取り出しが約1カ月半ぶりに再開 一度着手も“カメラ映像”のトラブルで中断
中断されていた燃料デブリの試験的取り出しが再開されました。
福島第一原発2号機では、燃料デブリの試験的取り出しが28日午前9時すぎから再開されました。
試験的取り出しは9月10日に一度着手され、ロボットがデブリをつかんだものの、カメラの映像が見られなくなって中断していました。
不具合を起こしたカメラを同じタイプの別のものに交換し、中断から約1カ月半でようやく再開しました。
取り出しは2週間以内に完了する見通しで、3グラム以下のデブリを取り出す計画です。
福島第一原発には約880トンのデブリがあると推計されていて、取り出しは廃炉の最難関とされています。