ワールドシリーズ第2戦、4打数無安打3三振に終わったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

写真拡大

ワールドシリーズ

 米大リーグ・ドジャースは26日(日本時間27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦を4-2で制し、2勝0敗とした。先発した山本由伸投手は6回1/3を投げ、1安打4奪三振1失点でWS初登板初勝利。一方、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は4打数無安打3三振に終わった。今ポストシーズン(PS)、打率.150に沈む主砲の起用法について、球団OBが大胆に提言した。

 2試合連続で「3番・中堅」で出場したジャッジだが、この日は4打数無安打、空振り三振が3つ。初回の第1打席は1死二塁、9回の第4打席は無死二塁の得点圏だったが、ともに三振に倒れた。初戦も5打数1安打3三振。初出場のWSは9打数1安打6三振、打率.111と不振に喘いでいる。

 PS全体でも打率.150、2本塁打、OPS.605。好投手がそろって警戒する打者だけに仕方のない部分もあるが、レギュラーシーズン58本塁打、144打点の主砲が“戦犯”になりつつある。

 現状打破へ大胆な提言をしたのは、球団OBのアレックス・ロドリゲス氏。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の試合後番組で「ソトとジャッジの打順を入れ替えるのはどうだろう。ジャッジを復活させるためだ」と切り出した。通算696本塁打の先輩レジェンドは「ジャッジが始動しないと、短いシリーズになる」と4連敗を危惧した。

 2番のフアン・ソトは山本からこの日唯一の安打となる右越えソロを放つなど、4打数2安打1打点。PSは打率.350、4本塁打、OPS1.160と絶好調だ。初戦は2-2の9回2死二塁で申告敬遠。ドジャースはジャッジとの勝負を選択し、遊飛に抑えていた。ロドリゲス氏は「最も調子のいい打者にジャッジの後ろを打たせるのはどうだろう。ブルペンにとって問題となるマッチアップを作り出すんだ」と持論を展開した。

(THE ANSWER編集部)