中国ではドローンを手掛ける企業が1万7000社超

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北京で25日に始まった第2回中国航空運輸協会(CATA)航空大会では開幕翌日の26日、多くの分科会が行われました。うち軍事や定期輸送を除いた空域利用であるゼネラル・アビエーション(一般航空)と低空域を利用する低空経済を扱う分科会では、「中国一般航空発展報告」と「中国民間無人航空発展報告」が発表されました。

これらの報告書によると、一般航空分野では2023年、飛行時間、航空機数、運営企業数のいずれもで過去最高を更新されました。従来型の一般航空の2023年における飛行時間は前年比12.4%増の137万1000時間でした。今年1〜7月には、一般航空の営業飛行は計51万7000時間、うち旅客輸送は1万3000時間で、全国の一般航空企業は712社に達しました。また、計206社の一般航空会社が一般航空のための専用資金の調達に成功し、資金総額は5億9540万元(約127億円)に達しました。

中国のドローン産業の経済規模の年間成長率はこのところ、従来型の一般航空の年間成長率を10ポイント上回り、低空経済産業の発展をけん引する重要な動力になっています。

中国ではドローン関連事業を手掛ける企業が現在までに1万7000社を超え、実名登録されているドローンは200万機を超えました。今年1〜8月には全国での民間ドローン機の飛行時間は前年同期比15.6%増の累計1946.1万時間でした。中国は長年にわたり世界一の民間用ドローン機輸出国であり、ドローン機分野における特許出願件数が世界の約70%以上を占める、世界第一の技術開発国です。(提供/CRI)