【北京時事】中国の王文濤商務相は25日、米アップルのクック最高経営責任者(CEO)と会談し、対米通商関係の安定化に期待を示した。

 米大統領選でハリス副大統領とトランプ前大統領が対中強硬姿勢を示す中、両国の関係改善に向けて取り組むよう求めた形だ。

 商務省の発表によると、王氏は会談で「互恵的な両国の経済・貿易協力は双方の根本的な利益だ」と呼び掛けた。クック氏はアップルが対中事業を重視していると表明。その上で両国の経済・貿易関係を巡り「橋渡しの役割を担いたい」と語った。