中国・蘇州市で無人機器の総合試験島が運用開始

18日、蘇州市相城区で運用を開始した全空間無人システム実証島。(蘇州=新華社配信)

 【新華社南京10月23日】中国江蘇省蘇州市相城区で18日、陸海空の無人機器の試験などを行う「全空間無人システム実証島」が全国に先駆け運用を開始した。ドローンや無人車両、無人船舶などの性能試験のほか、レジャーや研修、業界交流などの施設を備える。

中国・蘇州市で無人機器の総合試験島が運用開始

18日、全空間無人システム実証島で行われたドローンのテスト飛行。(蘇州=新華社配信)

 全空間無人システムは、陸海空の各種無人機器と関連インフラを一元的に運用・管理する新たな総合的応用システムを指す。今回稼働した実証島の敷地は約170ムー(約11.3ヘクタール)で、試験区域は約5平方キロに及ぶ。

中国・蘇州市で無人機器の総合試験島が運用開始

18日、全空間無人システム実証島でテスト飛行するドローン。(蘇州=新華社配信)

 実証島にはドローン格納庫やヘリポート、自動巡航船用桟橋などがあり、斉飛航空(WEFLY)や若爾(ルオアー)航空、億航智能(イーハン)、天翼交通など低空飛行関連企業20社余りが試験を実施している。(記者/劉巍巍)