[10.22 欧州CLリーグフェーズ第3節 アーセナル 1-0 シャフタール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は22日、各地でリーグフェーズ第3節を開催した。DF冨安健洋所属のアーセナル(イングランド)はホームでシャフタール(ウクライナ)と対戦し、1-0で勝利した。

 第2節をエミレーツ スタジアムで戦ったアーセナルはパリSG(フランス)と激突し、2-0で勝利。本拠地で2連勝を狙う。対するシャフタールは、ドイツ国内に置くホームでアタランタ(イタリア)に0-3敗戦。敵地に乗り込み、初勝利を目指す。

 試合は立ち上がりからホームチームが攻勢に転じた。アーセナルは最終ラインでボールを保持し、パスを繋いで前進。中盤のMFデクラン・ライスとMFトーマス・パルティが攻撃の構築を担い、前線のFWレアンドロ・トロサールとFWカイ・ハバーツを狙う。両サイドのFWガブリエル・マルティネッリとFWガブリエウ・ジェズスが加勢し、相手を押し込んでいった。

 アーセナルは前半6分、右サイドでコーナーキックを得ると、トロサールが左足で蹴り込んだボールでゴール前が混戦状態に。DFリッカルド・カラフィオーリがルーズボールに反応したが、フリーで放ったシュートは枠を大きく外れた。

 その後も主導権を握ったアーセナルは前半29分に先制点を奪う。左サイドから攻撃を仕掛けると、敵陣深い位置でパスを受けたマルティネッリがカットインでペナルティエリア内に侵入。細かいタッチでコースを作ると、右足で打ったシュートがゴール左のポストに直撃し、跳ね返ったボールがGKドミトロ・リズニクに当たってそのままゴールへ吸い込まれていった。

 アーセナルは前半44分にペナルティエリア内で決定機を迎えるも、ジェズスのシュートはリズニクがブロック。試合は1-0のまま前半を折り返した。

 シャフタールは1点ビハインドで後半を迎えると、立ち上がりは前半とは打って変わってボールを握った。敵陣に入り込んでパスを回し、好機をうかがう。最前線のFWダニロ・シカンをターゲットにしたカウンターも相手の脅威となった。

 交代枠を使いながら、その後も攻勢に転じたシャフタール。後半30分には右サイドからのクロスボールがDFバレリー・ボンダルの手に当たりPKを献上したが、トロサールのシュートをリズニクが止めてチームを救った。

 試合は終盤にかけて一進一退の攻防が繰り広げられたが、両チームともにゴールは生まれず。アーセナルが1-0で逃げ切り、2連勝を飾った。