大谷翔平(左)とアーロン・ジャッジ

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 米大リーグ選手会は21日(日本時間21日)、選手間投票で決定する「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各賞のファイナリスト3人を発表。ドジャースの大谷翔平選手が4年連続で両リーグのMVPにあたる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、ナ・リーグの最優秀野手「アウトスタンディング・プレーヤー」の2部門で最終候補に入った。4年連続は大谷だけ。

 メジャー7年目の大谷は昨年9月に受けた右肘手術のリハビリのため、打者に専念。新天地のドジャースでチーム最多の159試合に出場し、リーグ独走の54本塁打&130打点で二冠を獲得。最終戦で首位打者を逃し、三冠達成はならなかったが、同2位の打率・310&59盗塁をマーク。史上初の「50−50」を達成するなど、打者としてキャリアハイのシーズンとなった。

 他の「プレーヤー・オブ・−」の最終候補はいずれもア・リーグの選手でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手。前者は両リーグ最多の58本塁打、144打点、OPS1・159を記録し、メジャー3年目の後者は打率・332で初の首位打者を獲得し、両リーグ最多の211安打を、32本塁打、109打点を残した。

 大谷はエンゼルス時代の21年に「プレーヤー・オブ・ー」を、21年と23年にア・リーグの「アウトスタンディング・−」に選出されている。

 レギュラーシーズン終了後に複数の米野球専門メディアが年間各賞を発表。「ベースボール・アメリカ」、「ベースボール・ダイジェスト」はいずれも年間MVPにジャッジを選出しており、一刀流の大谷にとっては厳しい結果が予想される。

▽「プレーヤーズ・チョイス・アワード」主な部門の最終候補

<プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)>

大谷(ドジャース)、ジャッジ(ヤンキース)、ウィットJr.(ロイヤルズ)

<アウトスタンディング・プレーヤー(最優秀野手)>

ナ・リーグ…大谷(ドジャース)、リンドーア(メッツ)、オズナ(ブレーブス)

ア・リーグ…ジャッジ(ヤンキース)、ラミレス(ガーディアンズ)、ウィットJr.(ロイヤルズ)

<アウトスタンディング・ピッチャー(最優秀投手)>

ナ・リーグ…セール(ブレーブス)、スキーンズ(パイレーツ)、ウィーラー(フィリーズ)

ア・リーグ…クラセ(ガーディアンズ)、ギルバート(マリナーズ)、スクバル(タイガース)

<アウトスタンディング・ルーキー(新人王)>

ナ・リーグ…チョーリオ(ブルワーズ)、メリル(パドレス)、スキーンズ(パイレーツ)

ア・リーグ…アブレイユ(レッドソックス)、カウザー(オリオールズ)、ウェルズ(ヤンキース)