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 双子のタレント「おすぎピーコ」の兄で、ファッション評論家としても知られたピーコ(本名杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんが9月3日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県の病院で死去した。79歳。横浜市出身。葬儀は近親者で行った。

 芸能界デビューは1975年、双子の弟のおすぎさんと「おすぎピーコ」として、2人そろってオネエ言葉で笑いを誘い、「笑っていいとも!」をはじめ、数々のテレビやラジオ番組でも活躍した。

 1980年代半ば、朝のテレビ番組で、皇室一家や芸能人の装いを見てコメントをしたことがきっかけで、ワイドショーで辛口ファッションチェックの先駆者として活躍。著名人や一般人の装いを「似合いません!」などと容赦なく批評しつつ、知識とユーモアのセンスを交えた、温かみのあるコメントが痛快なコーナーとして人気を博した。

 その後、おすぎは福岡に拠点を移し、別々に活動するが増えていた。

 ピーコさんは近年では認知症を患っており、昨年6月から施設に入っていた。

 おすぎ認知症を患っており、現在、施設で療養中という。