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 双子タレントとしてバラエティー番組などで活躍した「おすぎとピーコ」のピーコさんが9月3日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県内の病院で死去したことが20日、分かった。79歳。神奈川県出身。

 シャンソン歌手や服飾評論家としても活躍。芸能人のファッションを毒舌でぶった切るファッションチェックで人気を博した。

 ピーコさんの訃報を受けて、生前に親交や関係のあった著名人らを中心に、追悼の言葉や思い出をSNSにつづった。

 2人と同じ双子で活動する、お笑いコンビ「ザ・たっち」かずや(41)は、自身のX(旧ツイッター)で「ご冥福をお祈りします。大好きなピーコさん。本当に本当に残念でなりません」と故人をしのんだ。たくや(41)もXで「ピーコさん 何度も共演させていただき、お世話になりました 辛口のダメ出しのようで、実はアドバイスをくれている、そんな優しいピーコさんが大好きでした ご冥福をお祈りします」と、辛口アドバイスに感謝していた。

 ピーコさんは切れ味鋭いコメントから、フジテレビ系「おはよう!ナイスデイ」「TIME3 タイム・スリー」「タイムアングル」など、多くの情報番組でコメンテーターを務めていた。元フジテレビアナウンサーでフリーの長野智子(61)はXに「若い頃、たくさんのことを教えて頂きました。。感謝しかありません。ありがとうございました。。」と言葉少なに感謝の思いを投稿した。

 同じく元フジでフリーの山中秀樹(65)も、Xで反応した。「『おすぎとピーコ』のピーコさんの訃報。フジテレビの朝の番組のコメンテーターをやっていた頃に、番組終わりに時々アナウンス室に顔を出して雑談していた。ある時、何がきっかけだったか覚えてないが、自ら義眼を外してみせた。『痛くもなんともないのよ』と事もなげに言うのだがあれには驚いたなあ」。ピーコさんは89年、悪性黒色腫を患い、左目を摘出。義眼を挿入し、黄色いレンズの色めがねをかけるようになっていた。

 また山中は「ピーコさんとは、西麻布のワインバーでたまに顔を合わせることがあった。『ピーコのファッションチェック』のコーナーが人気だった頃、たまたま居合わせた女性客から『私の服装どうですか?』と聞かれていたが、嫌な顔もせず、短く指摘していた」と、突然のファッションチェック依頼にも応じていたと回想。「苦労人だけあって、優しい人だった」と評していた。

 タレントのフィフィ(48)もXで「ファッションチェックの元祖、観ていました。心よりご冥福をお祈りします」と哀悼の意を示した。