元恋人の顔を20回以上殴って蹴飛ばした韓国ボディビルダー(41)、供託金拒否され控訴審判決が延期

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元恋人の女性に暴行を加えた疑惑で、懲役1年を宣告されたボディビルダーのファン・チョルスン(41)が、控訴審裁判を控えて3000万ウォン(約330万円)を供託した。

【画像】ファン・チョルスン、妻に暴行の瞬間

しかし、被害者側は拒否したという。

10月17日、韓国法曹界によると、ソウル中央地裁・刑事控訴2-1部は、暴行致傷などの容疑で起訴されたファン・チョルスン被告に対する控訴審の判決期日を、11月13日に延期した。

当初、ファン・チョルスンの宣告は16日午後に予定されていた。だが裁判所は「被告人が3000万ウォンを供託したが、被害者側が供託金を受け取る意思が全くないという。一週間前に意思を示して裁判所が議論したはずだが、前日に遅れて意見が出されたために十分な議論ができなかった。刑にどのように反映するかは、もう少し考えなければならない」と、宣告日を変更した理由を明らかにした。

ファン・チョルスンは一審でも2000万ウォンを供託したが、被害者側が断っていた。

3度目の暴行事件
(写真提供=OSEN)ファン・チョルスン

なおファン・チョルスンは昨年10月16日、全羅南道・麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)で、当時交際していたAさんと口論していたところ、拳で顔や頭を20回以上殴り、足で顔を数回蹴った容疑で起訴された。

また、Aさんの髪の毛を掴んで車に引っ張って助手席に座らせたあとも暴行しただけでなく、Aさんの携帯電話を投げて破壊し、Aさんの車のサイドミラーを破壊したりもした。

この一連に暴行により、Aさんは全治3週間の傷害を負ったとされている。

裁判所は7月11日の一審でファン・チョルスンに懲役1年を宣告し、「逃走の恐れがある」として法廷拘束していた。

ただ、ファン・チョルスンが暴行事件を起こしたのはAさんの件だけではない。2015年には江南(カンナム)のある飲食店で30代男性に暴行を加えた疑惑で裁判を起こされ、2021年にも暴行疑惑で調査を受けた。

2015年には懲役6カ月、執行猶予1年を宣告され、2021年は被害者が処罰不願書を提出したことで終結。ただ、器物損壊の容疑で罰金500万ウォン(約55万円)を言い渡された。

(記事提供=OSEN)