バイエルンでのデビューが近い伊藤洋輝。(C)Getty Images

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 今夏にバイエルン・ミュンヘンに加入した日本代表DF伊藤洋輝の復帰、および新天地デビューが近いようだ。そうしたなか、ドイツ紙『Bild』が報じた内容に韓国メディア『InterFootball』が鋭く反応した。

『Bild』は10月11日付けで「フィットしたイトウの前に震えなければならない5人のスター」を紹介。まず、「ヒロキ・イトウが10月7日からボールを使った個人練習を始めた。中足骨の骨折からの復帰に向けて重要な一歩を踏み出している。今月末までにデビューする可能性は十分にある」と説明したうえで、韓国代表DFキム・ミンジェを真っ先に挙げた。

「イトウは韓国代表にとって最も危険な選手だ。左利きのこの新戦力は、キムが現在務める左CBのポジションに入る予定になっている。しかも、イトウはキムよりも力強く、ミスが少ないとされている」
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 これを受けて、『InterFootball』は「キム・ミンジェがベンチ?ドイツメディアの衝撃予想」と題した記事を掲載。他の現地メディアの情報を交え、より激しさを増すポジション争いに関して、次のように伝えた。

「もしイトウが復帰すれば、キム・ミンジェのライバルになり得る。イトウの加入時、ドイツの『Bavarian Football』は『重要なのは、イトウが左利きのCBとして加入する点だ。この重要な特性とブンデスリーガで証明された実力を総合すると、ミュンヘンが彼を好む理由は容易に理解できる』と主張した。

 イトウは中央でなく、サイドを担う可能性もある。『TZ』は『イトウは左SBとしてプレーする可能性が高い。アルフォンソ・デイビスの代わりか、彼と競争するようになるだろう』と伝えた。ヴァンサン・コンパニ監督の起用法が注目される。このような状況で『Bild』は、イトウの復帰によって立場が揺らぐかもしれない選手をリストアップし、キム・ミンジェの名前も挙げた」

 なお、『Bild』はキム・ミンジェのほか、エリック・ダイアー、ダヨ・ウパメカノ、アルフォンソ・デイビス、ラファエウ・ゲレイロも「震えなければならないスター」として挙げた。伊藤の復帰によって序列の変化は起きるだろうか。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部