マツダ「“新型”CX-5」登場へ! “ロータリー”搭載&「クーペSUV」化もあり? 自社開発の「独自ハイブリッド」にも期待大の「人気クロスオーバーSUV」どうなるのか
決算発表で次期型の存在が明かされた「CX-5」
マツダの主力SUV「CX-5」ですが、現行型は2017年2月の発売開始からすでに7年が経過しており、フルモデルチェンジが期待されているところです。
果たして次期CX-5はどのようなクルマになるのでしょうか。
今秋の発売開始を予定し、全国各地で車両の先行展示が始まったマツダの新しい3列シートミッドサイズSUV「CX-80」。
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従来の「CX-8」の実質的な後継車で、日本国内でのフラッグシップSUVに位置するホットモデルとして注目されます。
そんななか、現在国内のマツダ車で一番売れている車種といえば、2023年1月から12月の通年で2万5714台を販売したCX-5が挙げられます(軽を除く)。
発売から毎年のように改良モデルが登場しており、7月にはマツダのカナダ法人がCX-5(2025年モデル)の改良内容を発表しました。
全車に先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」を搭載し、新たに256馬力を発揮するターボエンジン「Skyactiv-G 2.5ターボ」の追加など、多数の改良点が実施される内容で大きな話題となっています。
この2025年モデルが日本で導入されるかは不明ですが、こうしたアップデートを経て、まだまだ現行型を継続するのではと予想する向きもあります。
しかし前述の通り今年で7年が経過し、そろそろ新型車の登場が気になるところです。
マツダの毛籠 勝弘社長は、2024年5月に行われた2023年度の決算発表で次期CX-5について、次のように語っています。
「現在鋭意開発中の次期CX-5には、排気エミッションと熱効率を同時に改善したSKYACTIVエンジンにマツダ製のハイブリッドを搭載する計画です」
このように、社長の口から次期CX-5の開発が行われていることが公式にアナウンスされました。
なお「マツダ製のハイブリッドを搭載」とありますが、根幹となるシステムはトヨタのハイブリッドシステム「THS II」をベースに、マツダ向けに調整されたものを使用すると予想されます。
新たな「クーペSUV」シリーズの展開にも期待大!
現在、マツダは「CX-30」と共通のプラットフォームを採用する「MX-30シリーズ」を展開。
シリーズにはマイルドハイブリッドの「MX-30」、BEV(電気自動車)の「MX-30 EV」、ロータリーエンジンを採用したPHEV(プラグインハイブリッド)の「MX-30 ロータリーEV」をラインナップします。
こうした幅広いバリエーション展開は、マツダの主力と位置付けされるCX-5でも実施されることが期待されます。
複数のパワートレインとするのは当然のこと、CX-30とMX-30の関係のように、クーペSUVの新型「MX-50」(仮称)といったバリエーション展開を実施する可能性すらも十分にありそうです。
またCX-5の電動モデルには、MX-30 EVで新たに開発された車体制御「エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)」が採用されると思われます。
毛籠 勝弘社長の発言は、ハイブリッドを皮切りにロータリーEV(PHEV)やBEVの登場、加えてe-GVC Plusを始めとする新たな制御技術を盛り込むなど、次期CX-5にさまざまな新規パワーユニット展開が行われることを指し示しているのではないでしょうか。
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2023年度の決算発表でマツダは、専用プラットフォームを使用したBEVを2027年に導入する予定であると発表しました。
時期的に言って、新プラットフォームの第一弾としてCX-5のBEVモデルが登場する可能性も高そうです。
その場合、先行してエンジン搭載モデルやハイブリッド・PHEVモデルなどが発売されるでしょう。
開発の進捗にもよりますが、早ければ来年2025年度中にも、具体的な展開に触れたアナウンスが行われるかもしれません。
次期CX-5のハイブリッドや新規パワーユニットの展開がどのようなものか、期待が高まります。