全国ツアー『Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR』開催決定

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 プロフィギュアスケーターの羽生結弦が、全国ツアー『Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR』を開催することを4日、発表した。

【写真】あふれる躍動感!鋭い表情で飛び上がる羽生結弦

 同ツアーは、羽生が出演・制作総指揮を務める「ICE STORY」第3弾となる。2024年から25年にかけて、埼玉・さいたまスーパーアリーナ、広島グリーンアリーナ、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催する。第2弾『RE_PRAY』公演を経て、さらに洗練された物語となる。

 羽生は「私は“生きている”ということについて、物心ついた頃から漠然と考えてきました。そして東日本大震災を経て、また、さまざまな災害に遭われた方と出会い、記憶や思いに触れ、加えて、近年急増しているように感じる日本各地の天災や世界中の困難を目にするごとに、学んできた“生命倫理”と、考え、感じてきた私が持つ哲学の中で私が“生きている”ということ、“生きている”意味について答えを探しては見失い、また探して見つけて仮定してということを繰り返してきました。ふと目を外に向ければ、私たち自身を見失ってしまうような、情報にあふれた社会の中、自分の痛みも他人の痛みも感じ続けてしまうような世の中で、“命”とは何か。“わたし”とは何か。そんな途方もない問いへのヒントになりたいと思い、物語とプログラムをつづりました」と同ツアーへの思いを紹介。

 続けて「きっと、私にしかできないなんてことは、この世には存在しないと思います。AIやテクノロジーが発展している今、人間にしかできないこともどんどんとなくなり始めています。ただきっと、つくり上げていくチームと、公演を見てくださる皆さんと一緒なら、その一瞬は“私たち”にしかできないことに変わると信じています」と願いを込め、「世界最高峰のチームと、そして、皆さんと一緒に、最上級の体験をしていただけるよう、心を込めて、魂を込めて、全身全霊で滑り、届けていきます」意気込んだ。

 前作に続き、演出を担当するMIKIKOは「我々が思う“普通ではあり得ない”を次々と更新して行く彼の姿を見ていると、人間にしかできないことはまだまだあるよな。とこの時代に私たちがのこすべきものを明確にしてもらうことができます。表現とは、心情や感情、精神など、知覚できないことを知覚できる形にして表に出すこと。身体表現、感情表現の世界的スペシャリストが25年間のスケート人生で感じ蓄えてきた“命への問い“は3作目にしてますます深みを増してつづられています。いまは産みの苦しみの真っ只中。見たい景色を見るためにチーム一丸となって原作と向き合う日々です」と現状を伝え、「みなさまと一緒に新たな扉を開けられる日を楽しみにしています」とコメントを寄せた。

【ツアー詳細】
■名称
Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd -Echoes of Life- TOUR
(読み:ユヅル ハニュウ アイスストーリー サード エコーズ オブ ライフ ツアー)

■出演・制作総指揮
羽生結弦

■演出
MIKIKO

■日時・会場
埼玉・さいたまスーパーアリーナ
12月7日(土)午後5時開演
12月9日(月)午後6時開演
12月11日(水)午後4時開演

広島グリーンアリーナ
2025年1月3日(金)
1月5日(日)

千葉・LaLa arena TOKYO-BAY
2025年 2月7日(金)
2月9日(日)

※広島、千葉公演の開演時間は後日発表予定