ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

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大谷は直近12試合で26打点、15長打、13盗塁を記録

【MLB】ドジャース 11ー4 ロッキーズ(日本時間28日・デンバー)

“史上初”の快記録に驚きを隠しきれない。ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、6回に54号3ランを放った。2回には二盗を決め、日本人シーズン最多57盗塁。「54本塁打&57盗塁(54-57)」に伸ばした。5打数4安打4打点の固め打ちで打撃成績はさらに上昇。米記者によると、また“史上初”の記録を樹立したという。

 大谷は2回1死一、二塁で右前適時打を放つと、1死一、三塁から二盗に成功。2001年イチローと並んでいた日本人シーズン最多57盗塁に更新した。4回1死一塁の右前打を放ち、6回だった。無死二、三塁の場面でモリーナの高めに浮いたチェンジアップを完璧に捉えた。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離436フィート(約132.9メートル)の一発を右翼席は運んだ。さらに8回にも二塁打を放ち、今季4度目の1試合4安打を記録した。

 MLB公式のサラ・ラングス記者の試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイ・オオタニは直近12試合で26打点、15長打、13盗塁を記録している」と紹介し、「オオタニは打点が公式記録になった1920年以降、12試合スパンで25打点以上、15長打以上、複数盗塁を記録した最初の選手だ」と綴った。そして「彼は2盗塁ではない……13だ」と驚きを込めて投稿している。

 チームが正念場を迎える中、シーズン終盤になってさらに調子を上げている。数々の史上初を樹立し、勝負強い打撃、パワー、そしてスピードで貢献。改めて大谷の凄さが浮き彫りになった。(Full-Count編集部)